す〜ら〜い〜む〜〜〜♪




 スライムとは何ぞや・・・
 高校生ぐらいの人だと鳥山明デザインの「ドラ×@クエ△☆」みたいな奴しか知らないかもしれませんが・・・昔,いわゆる「がちゃがちゃ」で小さいバケツ入りのでろ〜〜〜んとした物体が売ってました.それがスライムです.
 この講座では,洗濯のりと水彩絵具,それに硼砂(ほうさ/ほうしゃ・薬屋で手に入ります)を利用してスライムもどきを作ってしまおうという講座です. 化学系の人だと「ポリビニルアルコールのゲル化」と言うと判るかな?



1st step♪

slime1  とりあえず用意するモノ,割り箸にコップ,ホウ砂と洗濯のり.

 ホウ砂は薬屋で取り寄せてもらうことになるでしょう.ホウ酸(ほうさん)とよく間違われるのでその辺念押してください.右の写真はあたしが小学生の時に手に入れたモノですが,500g で 700 円程度だったと記憶しています.
 何に使われるのかと問われたら「ポリビニルアルコールのゲル化実験.スライム作るの!」と答えておきましょう.嘘は言ってません.小学生のあたしはそういってコレを手に入れました.(笑

 洗濯のりは成分表示を必ず確認してください.PVA(ポリビニルアルコール)を主成分とする物以外は不可! 大概は半透明の粘性液体で,障子紙を貼り付けたりするのにも使えると銘打ってあるハズです.



2nd step♪

slime2  ホウ砂を適当に取ってコップにぶちまけ,水を注いで溶かして飽和溶液を作ります.
 んでもってこの飽和溶液と等量〜2倍程度の水を用意します.ただの水です.好みにより水彩絵の具等を混ぜ込んで色を付けておいてください.その色のスライムになりますが,もちろん無色でも全く問題ありません.




3rd step♪

slime3  その後,ホウ砂水溶液1:洗濯ノリ1を取り,ホウ砂溶液に先ほど取った水を足して薄めたのち良く混ぜ,その後ホウ砂水溶液をかき混ぜながら,その中に洗濯のりをゆっくり注ぎ込みます.逆をやるときっと不倖になります.もっとも,希硫酸作るのに硫酸に水を注ぎ込んだ・・・というようなコト程には不倖なことにはならないはずですが.



4th step♪

slime4  洗濯のりを注ぎ込み終わったら気合いで混ぜます.混ぜるのに疲れたらしばらく休みませう.この時点では右写真のような状態になってます.ちょっと水分が残ってるかもしれませんが,こんなぐちゃぐちゃのモノ混ぜるのは疲れるのでこの際2〜3時間休みませう.

 ところで完成したら何に使えるかというと・・・食用.一応ホウ砂も PVA も「食・即・毒」といったようなモノではありませんが食べ物じゃあないので食べない方が無難でしょう.「せいさんいりすらいむ.たべたらしぬで」なんて言葉がどっかにありましたねぇ.
 保冷剤あたりに使えるやもしれませぬ.多分もやし床には使えません.



5th step♪

slime5  ってわけで数時間放っておくと右写真のようになります.ドラクエ調スライムですね・・・ポリバケツ入りのスライムを比べてちょっと「固い」です.思いっきり引っ張ると伸びずに「ちぎれる」し.
 なお,肌の弱い人はスライムを扱った後は手を洗ってください.



Last Stage.

 そのうち水分失って干涸らびるんで「各自治体のルールに従って」捨ててください.一応,水分失ってれば燃えるハズなんですけどね・・・大量の水分加えればトイレに流しちゃうこともできるかな?
 ところで大昔に作ったモノは3〜4日で干涸らびていたのに,今回作ったモノは2週間経っても乾かない・・・なんでだろ.



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