"Log" と書いて「こうかい日誌」
それはあたしの想いの断片.
「北に住む人は・・・」という唄が昔あったが.
関東で春一番だの,北も南風が入って積雪が急速にとけて道路冠水起こしてあちこち通行止めだの,そんな状況ではありますが.うちの窓際には数日前には既に「春」が来ていましたよ・・・外はまだまだ北の六季「厳冬」真っ盛りだけど,折り返し点(大寒~立春)の頃になるとやっぱり変わるモノがあるのですよ.緯度が高いとこれが極端に出るんでわかりやすいんですわ.
対して今年は冬山攻めは・・・無しです.絶賛遅刻中のアレを進めなきゃならんってのもあるけど,冬山装備があれこれ一斉にダメになってるところがあってねー.まぁ一気に・・・ではないけど大体同じ頃に揃えた装備なれば,同じ頃にダメになるも道理.あれこれダメになってるモノも多くてね.
買い換えりゃいいじゃねぇかという話だけど,そうも行かない事情もありで.まぁおとなしく籠もって筆を執りますわ・・・と.そもそも5月発刊ですら自信が無くなってきたという進捗具合で(え?
それとは全く関係なく.
今日から札幌市営地下鉄の一部駅で接近音として『虹と雪のバラード』が流れるようになったとかで.
あたしは以前から「駅の発車音楽」はいい加減に「総括」が必要じゃないかと説いているし,実際に東京では「試しにやめてみた」とか「音量を絞って運用」なんてことを何年も前から試行している.それどころか接近時に継続する警報の方に力を入れ始めているみたいだ・・・という状況で.大事だったのは実はそっちではないのかなぁというか,接近警報に音楽を流すってのは JR-W が 20 年以上前からやってなかったっけ?などと.
まぁともあれ,何で札幌市営地下鉄で音楽を流すようになったかというと,「冬季オリンピック招致の気運を盛り上げよう」と・・・・・・・うん,世論調査で大体賛成と反対が半々くらいで割れてて,今のところ賛成優勢なれど反対派が年々数を増やしてるって状況を見て,ってこともあるんだろうけどね.いい加減この国はオリンピックとシンカンセンの幻想から目を覚ませよと.コーソクドーロとクーコーもそうだけど.
確かに聞く話によれば 1972 年大会でこの街は大きく変わったそうだ.だが,当時と今では状況が違う.プロ野球球団に逃げられる程に商売も政治的駆け引きも poor な札幌市に,そんなもの呼べる体力があるか? 呼べたところで,何か変えることができるか? 地下鉄が清田真栄まで延びたり,新琴似や丘珠に接続したりするか? 真駒内から南の道路のカオスっぷりが解消されるか? 新しい産業やら何やらを呼べるか? 賃金が上がって経済が活気づくか? そもそも財政的負担やら,大会開催に伴う土地の確保なんかは? プロ野球球団をなんとか引き留めようと奔走するも現状をなんとかしようという方向ではなく新施設という謎方向に梶を切った末,土地の確保の段階で根回しも無しに教育機関の土地を奪おうとして「何でうちが土地を提供しなきゃならねぇんだ」と突っぱねられたとか,公園を潰そうとして市民の反対運動にあったとか,散々 gd ったのは記憶に新しいところだが? そもそもシンカンセンの札幌駅用地だってまともに調整できなくてあんなコトになったじゃないか・・・ってのは札幌市のみの責に帰するところではないが.あれは根を掘り返せば,国の失策だよな.
夢はあるかもしれんよ.だが現状では夢は夢,成功したのは昔の話で今は今,だろ.
それとも夢を見ることすらできないあたしや,あたしら世代がはみ出し者なのか.
さて,昨日は 40 年ぶりだか観測史上初だかで札幌の最高気温が 10 度を切ったってことで大騒ぎしていたけど・・・最低気温を見ると大した気温ではないねぇ.ってか札幌市街地がヒートアイランドでここ 20 年くらいは2桁に突っ込むコト自体珍しくなってるってだけで,郊外に出れば当たり前に2桁突っ込むし.とはいえ最高気温が2桁ってのはやっぱり珍しいかなぁ.
んで,なんでこんなコトになってるかというとこの天気図が鍵だろうか.ワイドショー張りに煽れば「北海道の北に北極並の寒気が」ってことになるんだろうなぁ.ってか北極並みというか北極とほぼ同じモノが居座ってるんだけど・・・これ「ちぎれた」かね.それに加えて北海道の南を結構良い感じの低気圧が通過した関係で北西風を石狩平野に引き込んだ,って流れかな.でも石狩地方高度 5000m で 36 度かぁ・・・・・いつもこんなもんでなかったっけ?あれぇ?
ってかソースから改変無しで持ってきた天気図が .gif だよ・・・まだ生きてたんだなぁ,これ.InternetExploder も MS 内部から「もう使わないで」とかいう声が出てくるこの御時世に.で,寒かったのかというと・・・ゐや,全く.最高気温が2桁が珍しいとしてもこのあたりうろついてると気温2桁なんて当たり前に遭遇するし,屋内もこの程度なら暖房出力の方が圧倒してる.ってか体感なら風の強さの方が重要な要素になるし,身体に堪えるかどうかなら湿度も考慮しなきゃならない.実際あたしは札幌と同じ格好で先の年末の東京をうろつき,最初の1日目にいきなり腿にしもやけを負って風呂で悲鳴を上げた.着ているモノが同じなら札幌より東京の方が身体に堪える(真顔
日本の法律は「同性婚」を「認めていない」のではなく「そもそも想定してない」だけ.また「同性婚」を「認めない」現状が憲法に反するかどうかの司法判断も下されていない.
・・・という主旨をあたしが世の中に発したのが 15 年前のことである.ちなみに近代国家で初めて「同性婚」を認めたのはオランダで 2001 年,ざっくりと 20 年前の話.ちなみに 20 年前の日本の状況というとこんな事件の司法判断が出された頃.「神の言葉」は絶対かもしれないが,人類はわかっての通り不完全である.その「絶対の教え」はもしかすると古の人が「神の言葉」を解釈違いした結果かもしれないよ? という話も 15 年前から唱えている.最近でもこんな話があったよね,と.CNN は・・・もとい,CNN に限らず日本語訳時に情報がおかしな方向に書き変わることがあるんで敢えて英語版を示したけど,一応日本語版だとこんな.
余談だが「神は乗り越えられない試練は与えない」って日本語フレーズも限りなく誤訳に近いとあたしは思ってる.ゐや,誤解しか招かない表現,ってのが正しいか.恐らくは日本語より原文に近いであろう英語なんかで読むとちょっと違うことが書かれているぞっと.「試練」ってそういう意味じゃねぇみたいだぞ,と.
さて,15 年前の話に戻って.当時はオランダに引き続いてあちこちで「同性婚」論議が盛り上がっていた頃.だが日本では盛り上がらなかった.「権利を主張したところでメリットが薄い」のがその一因ではないかというのが身内同士での何となくの理解ではあったけど,それ以前に日本の社会認識がそこまで進んでなかったのもまた事実.むしろ日本はフランスの PACS みたいなのを目指すべきじゃないのかって論議もあったけど,どーしてフランスであんな制度が誕生したのかの背景も理解しないといけない.
で,現状において日本の話.かつ宗教的な話は全て横に置き,法的な話を淡々としようじゃないか.もし「同性婚」を認めたらどうなる.現状の日本の法律下における「婚姻」は様々な「義務」と同時に様々な「特権」も生じさせる.「同性婚」を法的に認めることに懐疑的な人たちがまず挙げるのがこの「特権」に関してだ.何故「同性」組にそんな「特権」を与えねばならぬのかと.あれは未来の国を支える子供を産むからこその「特権」であって,それがない連中に何故そんな「特権」を与えねばならぬのかと.昨年炎上した出版社SとかS代議士絡みもこんな話でしたね.まぁ一理あるっす.ただアレは何か勘違いされているような気が,だけど.
だけどここで考えなければならない点がいくつかある.
まずひとつに「同性婚」を「認めて欲しい」という人たちは「特権」を求めているのではないということ.税金の配偶者控除とかそんなんじゃなくて,「配偶者」相当の立場にある人間として認めてもらえること,なんじゃねぇのかと.例えばパートナーが死んだときにその遺品を受け取れること.例えばパートナーに何かあったとき病院の面会や手術の同意書に代理署名できること.例えば住まいを探しているとき「他人同士の二人」ではなく「婚姻相当関係の二人」として扱われること.そういう,もっと「当たり前のこと」なんじゃねぇのかと.だからこそ「同性カップル」に限らず幅広い人が恩恵を受けられる PACS 的なものを目指すべきじゃないのかという話の流れになっていたわけさ.ともあれ,求める側と反対/懐疑的な側にまず認識のズレがある.
他にも反証しなければならない点がある.それならば子供をもうける気がない夫婦,あるいはその能力がない夫婦からは「特権」を剥奪せねばならぬよな? と.そもそも子供を作るから「特権」を与えよう,っつー考え方がさもしいが.だがまぁ「配偶者控除」なんかは戦後日本の社会的誘導を目的としたものであって確かに一時期はそれで社会がうまく回っていたらしいが,ここ 30 年は明らかに機能不全に陥っているのだが現状を認めたがらないセクトってのがいらしいのでね・・・
これ以上は長々説明しないよ.
便利な言葉が広まってしまった裏で,いつの間にか置いてけぼりにされてしまった人々がいるような気がするけど,便利な言葉が広まってくれたおかげで昨年の炎上騒ぎのような社会的論議がわき起こったし,あたしが「司法判断の前例はない」と報告してから 15 年にしてようやく司法判断のスタートラインに来た.
日本は「先進国」などではない.
別に認めたところで「あんたらはあんたら,あたしらはあたしら」だし,国を揺るがすほどの力もないからこその「少数者」なわけで.「認めればそんな連中ばかりになる(そして国が滅びる)」なんてのは妄言だというのは遥か昔に宮崎県某所が証明したものだと思っていたがな.
一昨日の話,ちょっと補足.
その「求めてること」の多くって,実はお互いの親族との関係が良好であれば解決できる問題ばかりではないのか.お互いの親族との関係が良好であることは「異性婚」であっても重要なことだと思うが・・・と.
うん,確かに一理あるし,理想だとは思う.だけどその中そうじゃないことも少なからずあるし,その中でも「異性」であれば「婚姻」という形を敢えて取るか取らぬかという選択の余地があり,かつ当人達の合意だけで(厳密には成人の「証人」2人が必要だが)その契約を成立させることができる.「同性」の場合は初から選択の余地がない.それが問題であるという主張である.
「いつの間にか置いてけぼりにされてしまった人々」ってのは・・・あたしは "LGBTI" というフレーズの方が馴染みがあるのだけどねと.ただ,この5文字目に何を入れるか/そもそも含めるのか等々で一部で論争があって,結局最初の4文字だけが広まっちゃったんじゃないかなぁと.5文字目の人たちは居ないことにされてしまうぞと.ついでに「便利な言葉だよな」としたのはこのあたりを.15 年前にあたしが「最初の4文字に当たる人々って,もしかして5文字目の表現型(生物学)のひとつなんじゃないか?」と唱えたのは取り下げてはいないが,忘れてもらっても構わない.
ついでに4文字目の人々は「結局性二元論の強化に加担しているんじゃないか」という批判があったことも広めておきたいところかなと.どうしてそういうコトになるのかを考えると,現在の某与党が「Transgender の人権問題は配慮しなくてはならないが,何で Homosexual に『配慮』なんかしなきゃならねぇんだ?」という主張のスジが通るわけである.意外なようだが「理解していない」わけじゃない.「理解した上で認めない」という非常に清々しい結論である.
という点を.
つってたらちょーどよく鴨がネギ背負ってやってきたので密林にリンクを張ってみる.なおリンクを踏んでもあたしには1円も入らないので安心して叩いて欲しい.ついでに過去にも同じような題材のものはいろいろ発表されているが,最新にしてここの読者が取っつきやすそうなものとして紹介させて頂く.
えー,遅くなりましたが「よんこま小町」に東京のティアと,"LavenderBlue" ブースに足を止めて下さった方々,ありがとうございました.
前者は前々から出てみたいと思ってたイベントではあったのだけど,何故か毎回冬のティアと日程が被るんで入り込めなかったんだよね.それが今回「ようやく」ズレてくれたので参加に至ったと.
して・・・ゐやぁ,頭のおかしいイベントであった(賛辞).開場の音楽は新日本プロレスだし,みんなでラジオ体操やってから頒布開始だし,何故か酒を振る舞うサークルはあるし(主催は飲酒を禁じておらず,会場も「本当は結婚式場」という関係で問題がない限り認めている模様),誰かが
と呟けば運営がしっかり拾って
・・・となるし,自衛隊御用達という謎ドリンク(曰く飲んだ後に車の運転は御法度だとか)は配られるし,閉会は猪木のテーマだし,終いには『盆回り』で追い出されるし.繰り返すが頭のおかしいイベントであった(賛辞).
冬ティアはいつもの東が使えなくて西での開催.しかも最初は西の1階だけでやる予定だったのが応募数が多くて急遽西3まで押さえて押し込んだとか.ついでに2月開催のそれにしては人が多かった気もするのう.
次回ティアは5月だけど連休外す上に十号地から十三号地に移動.規模もいつもの8割になるけど,さて連休から外れる影響がどう出るか.
今後のあたしは・・・とりあえず4月の技術書典でブースもらえました.新しいモノは特にないですが,『(続)ゆゆ式 '90』を広めてきます.えぇ,最初の『ゆゆ式 '90』を描き始めた時点で『続』の執筆と,それを引っ提げて「技術書典」殴り込みは脳内ロードマップにしっかりと書き込まれておりました.この先は反応を見て・・・かなぁ.Assembler に触れることが不可避な『ゆゆ式でわかる '90 年代の CPU』は出るのか.あるいは全く別方向の一次創作的な本が出るか.いずれにしても技術書方面は何本かネタがあるので何年かかけてやっていこうかと.いずれにしても絶賛遅刻中のアレをきっちり終わらせねば.
二次方面はとりあえず夏コミに応募してます.まぁいつもの感じです.秋の「小町」「文化祭」は・・・きっと出るだろうなぁ.
5~6月ティア,東京・大阪・札幌ときっちり出ますよ.きっちり本も出しますよ.えぇ,毎年5月のアレはもちろんのコト,絶賛遅刻中のアレも今度こそ・・・今度こそ・・・
・・・というところで.ティアでこんな話が出て
その4日後,つまり昨晩の話だけど,見事に「余震」をぶちかまされまして.えぇ,10 月を最後に落ち着いていたのにいきなりの「5弱」と来られましたわ.たまたま EEW を受信できる状態にあったんだけど,P波と EEW が同時に来た.んだけど画面情報に道東が含まれてたんで「まーた十勝釧路沖か」と・・・ゐやゐや,気付や自分.画面に震源出とるやろ.たとえ震源が遠方だったとしてもまさに来てるP波の大きさでその後に来るモノのでかさに気付けや.P波と EEW が同時にやってくる時点で震源が遠くないことに気付けや.S波到達までの数秒間の間に行ったことは・・・建物がどうこうならない限り身の安全は確保できているので,確保したのは執筆中のデータの保全でした(笑
でまぁ,被害は軽微な本崩のみ.部屋片づけろやっつーか・・・ちょっとやそっとの地震では崩れない積み方をしているのだがな.ってかまぁ「ちょっとやそっと」の揺れ方ではなかった,ってことだわな.それでも本震の時のように大規模にいろんなものが吹っ飛ぶとかそういうことはなく.震度階で判断するのもアレだけど「5弱(昨晩)」と「5強(本震:約 220cm/s^2)」でこれだけの差が出るのかー,と.ついでに短周期「4」で本崩が起きた経験はなく,「5弱」でも長周期なら崩れたことはない.だから震度階じゃなくて加速度データが欲しい・・・なんだけど.
それからいろんな方向にアンテナ立てて深夜まで情報収集していたんだけど・・・災害時には某公共放送(国営)が一番良いかと昨秋までは思っていたけど,やっぱりそうでもなさそうだなぁという思いを新たにしたというか.なんというか,同じ情報をひたすら繰り返すだけで,各方面からの情報を集めながら比べてみると「アップデートがない」なぁと.しかしこれまたどっこい,あたしの勘違いが半分くらい入った話で.
えーとですね,「駅の間で列車が停止,乗客が閉じ込められた状態に・・・」と繰り返しておったのですよ.ところが JR 公式から運行再開の情報(公式 WebSite および公式 Twitter より)が出てなお繰り返していたのよ.情報アップデートの無いマスメディア喧伝はもはや誤情報の拡散行為に近いんじゃねーかと思っていたら,道新速報では「まだ止まってる」と.ん? なんかどっかで食い違ってるぞ? というわけで JR の公式発表を再度見直してみると,
この発表の後に JR-H WebSite の列車運行情報から,北広島から南の列車が消えたんだよなぁ,そういえば.ってことは何が起こったかというと,立ち往生した列車が動き出したので情報上から消えたのではなく,動く見込みのない列車を居ないことにしたのか,と.確かにあたしも個々の列車に関して追い続けていたわけではない.「動かない列車の存在を,これから列車を利用する人に伝えても仕方がない」といえばその通りだが,列車を待っているのは「これから乗る人」だけじゃない.「降りてくる人を待っている人」だって居るんだ.実際に地方の駅であれば列車の発車時刻だけではなく到着時刻も別に掲げてたりするよな? ついでに立ち往生した列車のほとんど,最も震源に近かったであろう石勝線・追分~東追分間を走行中の列車ですら徐行で最寄り駅まで進んでいる.その状況下でなお動けなかった列車に何があったのか.そういう態度が突き上げられてるんだぞ,桑園! 「Twitter 始めました」は良いけど「全然機能してない」と叩かれるんだっちゅー.
ちなみに追分と新夕張で列車ホテルご利用のふたりの流れを拾ってきたのでまとめてみた・・・興味のある方はここを叩くと開くっす.もう1回叩くと閉じるっす.千歳線内で缶詰になった人の話は見つけられなかった・・・
昨秋には使わなかった FM ラジオは必要事項を伝えた後は良くも悪くも通常運転.地域 FM だったらもう少し違ったのかもしれんな.いずれにしても地域情報を得たいならテレビは役立たず,静かになるのが怖いなら FM ラジオあたりが良いかもしれん.地域情報はどこで手に入れる? どこで手に入るんだろう(真顔
それにしても地震で慌てて外に飛び出すってのは何なんだろうかと・・・よほど古い建築か手抜き施工でもされてない限り,屋内の方が安全だぞ.それでも屋内が危険だというなら家具の配置を見直した方が良い. ・・・・というあたしの部屋には「家具」らしい「家具」が無いのであった・・・あるのは右も左も高く高く積まれた本ばかり,と.
やっぱ「被災 (?) Report 本」,5月の本の次の優先タスクに突っ込むべきかね.
少し前から騒がれていた話ではあるけど,各方面からの意見が出揃った,ってところかな.誰も得しないが一度決めた路線を曲げられない日本社会の悪い面というか,そっち行っちゃうか・・・という,「画像文書等ダウンロード違法化」の話.
最初はなんとか村みたいな海賊版サイトを取り締まろうって話だったハズなんだけどなぁ.それで通信業社レベルでのサイトブロッキングをやろうとして「法的に問題がある(通信の秘密)」ってことになった.それとは別ルートの正攻法でなんとか村を法的に潰すことに成功し,さーて通信規制だーと息巻いてた連中は振り上げた拳をどう降ろすのかなーと思っていたらこれだ.
なんとか村みたいな海賊版を潰さなきゃならないという目的があるとして,それに対して「違法とする」という手段を取らなければならないと仮定した場合,対象となる行動は「ダウンロード」じゃなくて「閲覧」のハズなんだが,そもそもこいつらモノの仕組みもわかってねーのに,あるいはわかってるけど既定路線を曲げられねーから知らないふりをしているっつーどっちかじゃねぇのかと.
そもそもどういう話で,何でこうなった?という話はこちらの記事が良くまとまっている.
どういう方向に行くかわからんし,そのまま通ったとしても余程大規模悪質なケースでなければ有名無実化するだろう.こんな世の中の片隅の小さな声など何の力も持たないだろうが,「そうじゃねぇだろ」という意見は表明しておきたい.
話は変わって.
漫画家の鬼八頭かかし氏が急逝したそうだ.「またスクエニの作家か」という囁きも聞こえたが・・・云われてみるとなんか呪われてるような感じだよね.火村正紀然り,藤原ここあ然り.
しっかし
この流れを見てると早期にペースメーカー導入できれば早世することもなかったろうに・・・ゐや,死因がこれに関連するものであればだけど・・・と思うんだけど,失神発作を伴うような発作性房室ブロックで診断付いてから亡くなるまで1週間ってのはきっつい冗談だよなぁと.ましてこんな言葉を遺されては.
ペースメーカーって公的補助その他諸々利用すれば最終的に自己負担は 10 万くらいで済むっていわれているけど,一時的にせよ自分の財布から出ていく金額は自動車買うのと同じくらいになるからなぁ.溜息しか出んわなぁ.
関係ないがあたしも健康診断なんかで心電図取る度に「不完全右脚ブロック」「左軸偏位」のふたつが付くんだよねー.そして「運動やってる女の人に多いんだよねー」という医師の所見を聞く度に「この引きこもりを捕まえて何を」とか考えるのだが.ちなみに生死に関わるようなモノではない.実際に最初に宣告されてから 10 年以上になるが,その間当たり前に「自転車で 100km over 走破」とか「富士山の『最難』ルートを陥とす」とか当たり前にこなしておる.
閑話休題.「本人の死後も残る情報」ってのは拙著『続・ゆゆ式 '90』でも触れたところだし,触れられなかったところで「バーチャル除夜の鐘」なんかがあったけど・・・今回の件で偶然辿り着いてしまったけど,墓参もネットの時代かや,と.良くも悪くも.とりあえず小菅勇太郎氏のところに線香を立てておこう.あぁ,いつぞやに実験的な本を作った際に紛れ込ませてしまった岡崎律子氏も忘れずに.
まぁ有名人にしろそうでない人にしろ,年月を経れば少しずつでも減っていくのは自然の理なのだがね.
個人がそんな状況なら,団体ではゲームメーカー解散の話が."minori" ・・・ゲームの類にあまり縁がない上に寡聞にして脳内データベースにない名前だけど,解散に至った経緯が「潔い」というか「よく決断したなぁ」というか.こういうのって填るところ填っちゃうと「(平和的な)解散すらできない」って状況に陥っちゃうからね.