"Log" と書いて「こうかい日誌」
それはあたしの想いの断片.



Jan3 '19
 ありがとうございます!

 ・・・ゐや,なんかよくわからないけどこのところ「おめでとうございます」と言われるもので.一体何なんだろう(真顔

 ともあれ,冬コミにて拙著を手に取って下さった皆様,ありがとうございました.今回も怒濤の「俺的5日間開催」でしたわ・・・
 1日目「LavenderBlue」:自力出展ですね.『ゆゆ式』×技術ネタは今回で終了というか,元々 '90 年代の「パソコン通信」と「Internet」の二部構成にするつもりでした.そんなわけで前者で触れた件などは後者で触れていませんし,後者にかかる部分を敢えて前者で触れていたりもします.PIAFS や「テレホーダイ」とかがそうですね.Air" は '90 年代から外れますので触れていません.今後の『ゆゆ式』本は,夏コミで恒例の合同誌,その先では『ゆゆ式の手帖』の3発目をやりたいねーと昨春から某氏ほかに振っているのですが,さてさてどうなるやら.個人誌は・・・もうとっくにネタが尽きてまして.すっかり「合同誌の人」と化してます.が,合同誌は合同誌で大変でね・・・以前某所で合同誌を主宰した人は「もうやりたくない」っつって本当に単発で終わりましたし.自分で筆を執らなくて楽なように見えますが,結構抱えるリスク他は大きいんですよ.ついでにあたしは必ず他の執筆者よりも多く描くようにしてますし.ゐや,ページ数は多くても情報量が少ない(フーリエ変換的な意味で)のはあたしの画力の問題です.精進します・・・
 2日目「がらくた趣味部屋」:諸々事情あってサークル主の代わりにあたしが,しかもひとりでいる時間の方が長いという謎サークルです.そのくせ自分がサークル主ですと名乗っても疑われないんじゃないかという程に技術本の内容解説までしちまうという.そのバーター的にあたしの技術本も置かせてもらっているのですが・・・やっぱり '90 年代の「通信」ネタは「パソコン通信」だけじゃダメで「Internet」との2本柱にして初めてウケるんだなぁと.あたしの読みは当たってたわぁ・・・と.技術系の人じゃないとわけわかめな内容ばっかりだけどね!
 3日目「虹の卵」:古巣の,基本的には手伝いです.設営やら,売り子補助やら,ちょっとしたファンネルやら.ついでにブース内にキャスケットがいるタイミングを狙うと "LavenderBlue" の本が出てきます・・・という.碓氷峠本の冬コミ発行は以前にも書いたとおりに「進捗以前の問題で破綻」しまして,今回「試食版の4」の発行と相成りました・・・完成版は2月ティアかなーとか考えていたのですが,コミケでいろんな方と話をしているうちに説明の足りない部分があったりすることに気付かされ,ついでに構成も一部やり直さなければならないってことで多分2月は無理かと・・・ってことで4月の「技術書典」にこいつを「鉄道技術本」と強弁して殴り込みを掛けようかと.ゐや,敢えて言わなくても「『ゆゆ式』×技術ネタ」が既にあるんですが.ともあれ,とっととまとめたいところであり.そうでないと5月の恒例本が死ぬので(爆
 4日目:一般に「コミケ4日目」というと黄色い書店や緑色の書店に駆け込むらしいですが,あたしのコミケ4日目は在庫の確認・整理と,帳簿管理です.「完売したら負け」という謎ポリシーでやっているので,一体どういうことになっているかはお察し下さい.
 5日目:新刊を ZIN に納品.ついでに他の人々がどんなモノを出していたのかをちらちらと.

 ・・・そんなわけで,あたしのコミケ5日間,3日連続サークル+延長戦が終了というわけです.なんだか同年代の間からそろそろコミケ引退だの何だのという声が聞こえてくる中,自分はこのところ当たり前のように「コミケは3日ともサークル」なんて状態.何やってんだろうねぇ.次回の夏コミも各所上手く分散したので1~3日目はサークルでほぼ確定,4日目は配置により一般で行こうかというところだけど,よーく見ると「鉄・メカ・ミリ」が4日目なのね.行かなきゃ駄目なやつだこれ・・・ついでにサークル参加は意外に大変というのは,「机の向こう側」に立ったことのある人なら恐らくご存知の通り.入場行列に並ばなくて良い,そんな単純な話ではないのです.

 で,今回の反省.
 コミケだけは商用電卓が必要だわぁと.いままでは基本暗算,不安があってもスマホ電卓でなんとかなってたのよね.ちなみに暗算の速度はキャスケットがいる状態の「虹の卵」で複数買いをしたことのある方ならご存知の通り.そうでなくても釣り銭の出てくる速度等で.とっころがコミケの『ゆゆ式』島だけはダメだぁーと今回実感.お隣の某大手さんの電卓を共用させてもらうハメに.
 ところで使いやすい電卓ってどんなもんかねーというわけで「コミケ5日目」がてら某家電量販店へ.いろいろ触ってみたけど,とりあえず机の上に置いて使うことはないし,むしろ両手で叩く,そして荷造りの関係からフラットなデザインが良い.000 キーはあれば嬉しいが,どーせ両手で叩くので入力速度は大差なく,むしろ高速入力にきちんと反応してくれる方が大事.そして検算あるいは計算履歴の機能があるもの・・・ということで条件に合致したのがお値段 \6k.電卓で \6k.安物関数電卓かと.んでまぁ,検算は省略しても良いかなー,むしろ高速入力のためには 00 キーが「2」の下にある方が重要(「1」の下にあるモノも結構ある)かなぁと.ゐや,いろいろ触り比べてみたけど,0 キーと 00 キーがどこにあるかの差で入力速度が結構変わるもので.欲をいえば左側にも「+」キーが欲しいかなぁと.まぁともあれ,その辺踏まえて再検討したら該当機は \1k 切ってた.何だろうねこの差.まぁお高価い方はお高価いだけのモノだったのは確かだけど.ちなみにまだ買ってません.夏コミまでには何らかの機種を用意することになるだろうけど.
 反省会もうひとつ.『ゆゆ式』島で出展してると,何故か毎回非日本語かつ非アジア系の人がちょろちょろ来て,何人かに(とりあえず)英語で説明をしてるんだよね.相手も日本語がどこまで通用するか分からないし,母語が何かもわからない,そうなると最も意志疎通ができる可能性が高いのは英語だろうなぁと.まぁ英語を操るのはせいぜい数億人って話もあって,世界を飛び回ると実際には英語は「びっくりするほど通じない」そうだけどね.しかも「英語」にもいろいろ方言があって,コミケ準備会の英語放送に対して「東地区ガレリアの3階ってどこだ?」とボケをかますのは「英語」がわかる人のお約束だったりします.まぁともあれ,次回から英語の説明付けた見本誌でも用意しようかなと・・・そんなことを.

 そして今後の予定.
 とりあえず2月に大阪で開催される「よんこま小町」に出展予定です.以前から殴り込み掛けたいなーと考えていたイベントなんだけど,何故か毎回冬ティアと被るという.主催とちょろっと話をしたときも「何故か」とゆーてましたねぇ・・・まぁともあれ,今年はズレてくれたので「おしっ!」と.『ゆゆ式』本以外は事前リクエストがない限り持ち込みません.
 その次週,冬ティアに出展してます.新しいモノはない! 強いて言えば大遅刻中の碓氷峠本「試食版の4」が残っているので・・・
 その後は4月に開催される「技術書典」に殴り込みを掛けようと考えてます.ネタは先述の通りですが,今年の後半以降に「LavenderBlue 技術画報」シリーズってのをブチ上げようと.以前にもどこかで書いた気がするけど,やりたいネタがいろいろあるのですよう.全部碓氷峠本に資源を持って行かれてますけど.ついでに「技術書典」は高レイヤな話ばかりで,それはそれで面白いんだけどあたし的には不満なのですよ.そういうわけで自分があそこで低レイヤな話をぶちかましてやる!という気が満々なわけだったりするのです.が,毎年のコトながら4月ってのはいい時期なんだかそうでないんだか.毎年5月恒例「えんじ色の~」で修羅ってる時期なんだよね.なんだけど,「追い込みの追加取材」と組み合わせてタイミングぴったりだったりもするんだよねぇ,これが.ゐや,実際に描き始めて,下手すると完成に近づいてから資料の不足に気付くコトって結構あるんだ・・・
 それから5月の春ティア,関ティア,6月の北ティアですね.この時までには「碓氷峠本」は出てるはずです.「えんじ色の~」も例年の如く出します.あれは「年に一度の真剣勝負」のつもりなので.

 まぁそんなこんなで「水瀬雅美/LavenderBlue」はこれからもブチかましていくのです.


Jan7
 数日前の話になるけど,新しい元号が「4月1日発表」と正式発表されたそうだね.ゐやー,まさかの6文字元号ですか.しかもアラビア数字入りとはこれまた新しい時代の到来を予感させますなー(以上棒読み
 しかし先の話をよーく読むと末尾の方に「『全世代型社会保障元年』だ」って話もあるから,つまりこっち「全世代型社会保障」が正しい「新しい元号」か? Apr1 に発表とか言いながら口が滑ったのか? ってか6文字どころか8文字ですか.ゐやー,これまた新しい時代の到来を(以下略
 ボケるのは横に除けても,これでも国民生活に配慮した結果の前倒しですか.しかもそれが米帝の IT 企業に配慮した結果ですか.今上陛下の「お心」を踏みにじって「不敬だ」とかなんとか理由付けて早い内の発表を渋って,ついでに現・皇太子殿下の践祚後も官公庁では「平成」を使い続けるとか公言して新陛下に対する「不敬」を堂々と宣言した上に,最後は国外資本に折れてこの体たらくか.この自称「右派」だかってのはどこのどいつだ.ってか「尊皇」ではあったとしても「右派」とも「保守」とも違う臭いを感じるが.もっとも,「国民生活に混乱のないように早め早めに物事を進めてくれよ」というすめらみことのおほみこころをガン無視して「西暦 2019 年」のカレンダーが年を通して「平成 31 年」と刷られる事態になったっつーのを端的な例として,単に天皇を自分(たち)の都合の良いように担ぎ出す「尊皇」とすら呼べないセクトのようにも見えるのだが.早くから公表すると却って混乱するだの「何にでも反対する左翼」と何が違うのだ? 現行において日本の消費税率が 8% か 10% かわからない輩がおるか?
 以前にも同じような話を書いたな.

 話は全く変わって.非鉄な友人に大宮の鉄道博物館で貨物に関する特別展示をやっていると教えられて正月にちょろっと行ってました.まぁ展示内容はぶっちゃけ「うん,ほぼ全て知ってる」だったけど,価値はそこじゃないからな.あたしが物流システムとしての鉄道に関心が高いだけで,恐らく多くの人は知らないだろうし.「コキ 10x に 31ft コンテナをふたつ載せた場合,コンテナ間の空間は拳ひとつ分(およそ 100mm)」とか,「日本独自の 12ft コンテナ3つを海上 40ft コンテナのカタチに合わせるアダプター的なやつ」の存在とか,「12ft コンテナが最大5個載るコキ車に『4つ以下』載せる場合の『正しい載せ方』」とかな.あとは説明されてなかったけど,12ft コンテナの面積は概ね4畳半部屋とか,コンテナ形式の数字はそのまんま容積(単位:立方メートル)だとか.
 っつーか 15ft コンテナの存在はやっぱ黒歴史なんすかねぇ・・・ついでに海上 40ft コンテナをそのまんま国内で運ぼうっつー流れになかなか行かないのは国内物流の都合的なモノもあるのかなぁと・・・この辺はあたしも知識不足だ.とりあえず「苫小牧港に着発線荷役できる線路引き込んで内航との連携を図ろうぜー」って話があるってのは小耳に挟んでいる.これで函館本線(山線)ぶっ潰した上で有珠山が火を吹いてもとりあえずの代替物流ルートとして機能できる・・・・・か?

 ゐや,そんな話がしたかったわけじゃないんだ.もうひとつの特別展示にちょっと引っかかる部分があったんだ.ミもフタもない言い方をすると「ぼくのかんがえたさいきょうのえき」的な展示なんだけど,まぁ面白い葉面白い.だがその中のひとつに付された解説がちょっと引っかかって.右写真がそうなんだけど.
 なんていうんだろう.ケチを付けたいわけじゃないんだけど,ひとつ確認させて欲しいのだ.敢えて主語も小さく取る.「あたしが欲しているのは配慮でも居場所でもなく,『あたしはあなた方にとって無害な隣人である』というあなた方の了解だ」と.あたしを「無害な隣人」と理解した上での話かと.
 もしもそこがすっ飛ばされているなら言わせてもらおう.「随分と『上から目線』じゃねぇか,あぁん!?」と.何だかんだ言っても,みんな「自分が標準」だし,「よく知らない」「異質」「理解できない」なモノは「怖い」んだ.そして「怖い」対象にしてしばしば「攻撃的」になる.あるいは居ないものとして社会から「排除」される.問おう,先の「居場所」は,この「排除」に対するものであるか? 先日も某所で指摘されたが,あたしにとっては「異性愛」こそが己の理解の範疇の外にある概念なのだが.ゐや,多分これは正しい表現じゃないな.「殿方」が「性愛」の対象となる,ということが理解の範疇外,ってのが正しいか.
 以上,Sapphic 娘の独白である.

 ところで新しくできた南館も凄いね.E5 はさすがにモックのようだけど,そこじゃない展示の方だ.あたしの話作りはよく「狡い」と評されるんだけど,まさにそれをやり返された気分になった.うん,あたしがあの手の話をまとめるにしても,多分同じ手を使った.
 で,博物館の類に吸い込まれると追い出されるまで出てこないというあたしの習性が発動するのはまぁ言わすもがなで.


Jan19
 さて.
 全国区でもお茶の間の話題になったらしい札幌の不動産業者爆発事故(比喩でなくそのまんまの意味で)から1ヶ月で云々,周辺地域はいまだに云々・・・と先日やっておりましたが.
 あたし,その当日,事故発生からさほど経っていない時間帯に現場近くを通ってるんだよね.現場方面への緊急車輌が妙にはっちゃけた走りを見せつけてくれて「何だ何だぁ?」と驚いたのをよく覚えている.緊急車輌ということを割り引いても,当日の札幌は立派に凍結路面.まぁ慣れた人間は「普通に走る」けど,夏道でも消防や救急はそんなに飛ばすことはない.それが飛ばしてたんだよ.で,何だありゃぁと思っていたらあの通りだったと.
 何故爆発したのかに関してはあちこちで伝えられているから省略するとして・・・・・ゐや,しちゃいかんか.地元では報道されていたことが全国区では流れていなかったのを確認してるし.簡単にまとめると
 最初は屋外でがんがん噴射していたが,(通行人が喉や目の異状を訴えるようになったため || 人目を気にして)屋内に場所を移した.(子細は情報発信元により多少の差異がある)
 と.んでまぁ,初期の報道も何故かスプレー缶の廃棄時に穴を空けるか空けないか的な話に終始していたのは何だったんだろうなぁと.尺的に時間稼ぎをしなきゃならないとか,そんな感じの事情か? 穴を空ける空けない以前の「中身を使い切る」を実行する段階で起こった事故だと聞いているがなぁ・・・と思ってたら,全国区報道は地元報道よりも1日遅れでおまけに情報劣化も起こしていたという.ついでに「穴を空けるか空けないか」にこだわる割に「では現場の札幌市のルールは?」に言及したメディアがあたしの見た限りひとつも無かったのがこれまた謎でなぁ.ちなみに正解は「空けない」.数年前までは「空ける」だったけど,処理工場の方で「不燃性環境下で穴を空ける機械」を導入したとかなんとかで,そういうブツとわかるようにし,穴を空けずに排出しろというルールに改められました.はぃ.
 で,最新の地元報道だと経営トップが相変わらずシラを切っているようだけど,知らんかったハズはないし,本当に知らなかったとすればそれはそれで組織として問題じゃねぇのかと.まぁ無茶なノルマを課していたのが事実としても組織として問題なんだけど.っつーか個人経営でやってるようなところ「ではない」不動産仲介業者でまともな所って見たことないぞあたしゃあ.今回の渦中の業者も前々から悪い噂は聞いていたし,他の業者でも物件回りながら組織の愚痴を聞かされたりしてな・・・

 そもそも原因として過当競争に陥っているってのも当たらずとも遠からずだろうなぁ.仲介料無料とか,仲介業者はどこで利益を出すのかと.まぁこういう所で小銭を取ることになるわなぁ.北の大地だと「水まわり消毒料」とかって名目で,ん万円とか取られることがしばしばあるし.管理会社によっては物件付帯設備であるハズの暖房機に対して「レンタル料」を家賃に付加して請求してくるところもあったっけなぁ.
 何だそりゃあと思われるかもしれないが,こういった話はまだまだある.北の大地では「契約更新手数料」という言葉を聞かない.そう,東京あたりだと2年に1回くらいの頻度で請求されるアレだ.そんな金払うならこの機会に引越でもするかなーと考えさせられるアレだ.北にはない.その代わりに最初の契約期間満了前に退去すると敷金が1円も戻ってこなかったりする.それを見越して学生街で新・大学生相手だと4年契約を迫るとか,な.それ合法? ってか今もその文化は生き残ってるのかのう?
 あたしは東京と札幌近辺でしか不動産契約を行ったことはないが,関西圏だと敷金が8ヶ月分とか当たり前に要求されると聞く・・・というのは昔の話で現在は3~4ヶ月分が相場らしいが,東京・札幌では1~2ヶ月分が相場.さすがに「敷引き」は絶滅寸前文化と聞くが.
 いずれにしても,不動産契約ってなんだか謎の地域格差というか風習というかが存在するよなぁと.

 ともあれ件の爆発事故,現場の人間だけが処罰ないし処分されて終わるなら,あまりにも哀れだよなぁと.
 部屋の中が真っ白になった状態で種火を点けるというアレも・・・・・哀れだが.

 個人的に気になるのが.状況的に恐らく爆轟は起こしていたであろうが,本当にアレで起こるモノなのか?と.ゐや,繰り返すが状況的に起こったと推測するのが妥当というのは同意なのだが.断熱圧縮等の条件が揃うとあの程度のモノでも起こせるんだなぁ・・・と.


Jan21
 これもまた過ぎた話になっちゃいましたが,兵庫県南部地震から 24 年で云々.一部追悼会はそろそろ「弔い上げ」状態になっているとかなんとか.
 同時に昨年の胆振東部地震も「ポジティブな情報ばかりが飛び交っているが」という異論が出てくるようになったけど,あたしが見た「現地」は以前にも書いたようにかなりポジティブだったけどね.あたし自身も大きく困りはせず通常通り夜には(懐中電灯で)原稿描いてたし,日のある時間帯は自転車で走り回ってたし.
 ってか何度も何度も言うが,実質 14 県の集合体である「北海道」を一括りに語るからいろいろおかしなコトになるんだっつーの.「地震で直接的に大きな被害があった(胆振東部・石狩中部)」「大きく揺れたし停電もあった(胆振全域,石狩全域,日高中北部,空知ほぼ全域,後志東部,渡島中南部,上川中南部,十勝平野部等)」,「揺れは大したことなかったが停電した(14 県のほぼ全域)」「停電が 48 時間以上に渡った(僻地や大規模需要家等)」と地域によって「被害」の内容と大きさにでっかい差があるんだから.ついでに揺れそのものや停電ばかりではなく,その後しばらく続いた物流混乱も忘れちゃならんってのは東北地方太平洋沖地震を体験した首都圏民なんかにもわかってもらえるハズ.
 まぁ,全貌なんてのは時間を経て証言をあちこちから集めてこんとわからんものさね.マスメディアは「兵庫県南部地震」も「胆振東部地震」もその他にしても「特に被害の大きかった所」「だけ」を何度も何度も繰り返すために,外野は周辺地域も同じ状況になっているかのような印象を受けてしまうけど.後の証言では「兵庫県南部地震」でもポジティブな話を結構耳にした.あまり知られてはいないだろうが.被害を語り継ぐ,まことに結構.だがそれにまつわる陽も陰も併せてこそ語り継ぐべき「教訓」なのではないのか? Mar11/18 にも書いたけど,あの短い日本語を "Many many people helped us and we helped each other, remember forever" と意訳したのはそういうことだよ.
 そしてそれすらも,そもそも「生き残ること」ができなければ意味がないんだよ.

モノの吹っ飛び方から見てなんとなーく北西方向への強いモーメントかなぁと.ともあれ「寝床の安全を死守しろ」は95年兵庫県南部地震の教訓.23年半を経て今回活きたわ (´・ω・)

— 水瀬雅美/Masami.H.M (@Lavendelstrauss) 2018年9月6日
 「被災地の映像」を立て続けに見せつけられて,自分が被害に遭ってるわけでもないのに ASD 発症したりするのも同じコト.良い悪い強い弱いじゃない,ポジティブ面は必要,と.

 Triage に関しては・・・究極的には「理解はされない」ものだと思ってる.医療・救急関係者ですらも葛藤するし,考えようによっちゃ「非道」行為だ.そんなことは初からわかっとる.その上で,ミクロ視点では不快な話ではあるが,マクロ視点では被害の最小化に必要として断行する.その良い悪いに明快な解があるのか?
 というところで・・・えぇ,「貴重な御意見ありがとうございます(定型句)」.「聴覚障碍者」が兵庫県南部地震で「どんな目に遭ったか」というコトの断片は私も体験談を耳にしております.その上で語りますが,平時であれば「優生思想」は現代倫理において許容されざるモノでしょうが,大災害や大事故といった非常事態において何を優先するのか.あなたは「ソフトな優生思想」と仰るが,これは耳が聞こえる聞こえないの話に留まらない.「健常者」であれど気力体力のあるなし,それ以前に事態発生時にどこにいたのか等の倖運不運によっても簡単に大きく左右される問題であります.かつ,あなたが抗議する相手は「『聴覚障碍者』ではないが声を出すことができなかったために『見捨てられた』例」も紹介していたはずですがこの件に関しては如何お考えか.そしてこれらの対策としてどのようなことができるとお考えか.「災害の時くらい休みにしろよ」どころか「非常時だからこそ出てこい」とされる立場として,冗談抜きでご教示願いたい.
 ・・・あなたは,自分がそういった選択を迫られた経験がおありか.あるいはそういった選択を迫られる場面に遭遇する可能性,そして何を選ぶべきかというものを真剣に考えたことがおありか.他にも専門外のあちこちの「問題」にくちばしを突っ込んでおられるようだが.

 最後に・・・まぁこれは「今回に限った話」として考えた方が良さそうな話ではあるが.部屋の中で吹き飛んだモノってほとんどが軽いものだったんだよね.重量物は揺れ動いたりズレたりはしたけど,それだけだった.積み上げたもので頂上に重量物が載っている場合も同様(ただしそれで安定していることが条件).主に部屋の中で吹っ飛んだのは積み上がった軽量物だったことを一応記録しておこうかと.


Jan26
 『ゆゆ式』の単行本 10 巻が昨日発売された(ただし札幌の店頭に並ぶのは早くて明日,恐らく多くは明後日の月曜)ってなこともあってなのか「ねとらぼ」でネタにされていたけど・・・ 10 年かぁ.ゐや,10 巻が出たっつーだけで,連載はもう 11 年になるハズだ.まぁ些細な差かもしれんが,その当時は自分がコミケの『ゆゆ式』島常連の部類に入るとか,それ以前に二次創作描くなんてこと自体考えもしなかったよなぁ.過去に何度も放り投げた絵筆を何度目かの「再び拾い上げる」をやった頃で,「画力・・・たったの5か・・・ゴミめ・・・」だったし.
 そもそも出会いがこれだったし.

新刊かぁ.どんなもんだろう?なんか地雷臭がぷんぷんする帯が非常に不安なんだけど・・・ #ゆゆ式第一印象 pic.twitter.com/xqdmACO60E

— 水瀬雅美/Masami.H.M (@Lavendelstrauss) 2014年3月12日
 初刷にはこういう帯が巻かれてたんだよぉ.地雷感バリバリだろうが.で,中身も・・・・・いまひとつ.やっぱハズレだったかぁ.適当な頃合いを見て古本屋に流すかぁ.でもまぁその前にもう1回読み直してやるか・・・・・(中略)・・・・・現在に至る.もちろんこの1巻初刷本は手許に残っている.何故こうなった.あたしはどこで道を間違えた.ってまぁ,こういう話なんだよな.某知人もこんなノリ

再放送のゆゆ式はくじけそうになったが、意地で3話まで見てたらおもしろくなってきた気がする。意外に絵が丁寧。

— スダ (@sudamin) 2016年1月31日
 ・・・いわゆるスルメというか.その手の.
 そもそもこの頃の KR 系は特に『ゆゆ式』第1巻の前月に出た『キルミーベイベー』第1巻の衝撃がでかくてなぁ.登場人物実質2人だけでここまでのコントを繰り広げられるのかと・・・まぁ3次元の「お笑い」系だと2人組でやってるなんてのは当たり前なんだけどさ.ちなみにその「キルミー」も足かけ 11 年,今でも続くご長寿さんですな・・・
 で,10 年前にこの手のモノで 10 年も続くなんて考えていなかったというのはまぁ当たり前のことで.そもそもいわゆる「萌え4コマ」の草分け的存在であろう『あずまんが大王』から 10 年経っていないくらいの頃だし.今では 10 巻出たの,10 年続いたのなんて当たり前・・・とは行かないまでも,ぽろぽろ出て来てるけどねぇ.実績として『森田さんは無口』『恋愛ラボ』はとうに 10 巻超えてるし,いつの間にか「古典」の部類に入ってそうな『まじかるストロベリィ』も 10 巻完結だった.『未確認で進行形』なんかも近い将来事故らなければ 10 巻確実.KR に限れば今のところ 10 巻を「超えた」のは『三者三葉』だけ・・・かな? 『ゆゆ式』『キルミーベイベー』以前からやってる『ひだまりスケッチ』が 10 巻に届くのはいつの日か・・・というのは皮肉なところだが.刊行ペース考えると KR で次に 10 巻の大台に乗るのは『Aチャンネル』と『NEW GAME!』か.後者はさほど古くない作品だけど,ペースが早い.

 っつーか『NEW GAME!』はなぁ・・・あれ「萌え4コマ」の括りで良いのか.文庫で言ったら「Q:これ電撃文庫とメディアワークス文庫のどっちだ?」「A:ギリギリ前者というか,後者じゃないから消去法で前者」くらいの感じだし.まぁそれ言ったら『ゆゆ式』はハイコンテクスト,『キルミーベイベー』はコントで「萌え」要素なんざほとんど無いし,完結してしまったが『棺担ぎのクロ』なんてもぉ完全に・・・アレだろ.

 まぁそんなわけで,Feb10 に大阪で開催される「よんこま小町」 17 かいめ,にブースを頂いております.二次では初の遠征ですな.これまでも出たい出たいとは思ってたんだけど,何故か毎年冬ティアと日程が被るもんで.ともあれ,ゆゆ式本は全種持っていきます.逆に一次モノは特に希望なき限り一切持ち込みません.
 その翌週,東京の冬ティアにもいつものように出てます.「と31a」っす.新刊などない! そういうタイトルの新刊が出るわけでもない! そして5月に向けてのデスマーチは既に前奏に入っているっ! そう,進捗はいつもダメ!


Jan27
 今季ぷいきゅあ.今日が最終回だったそうですな.えぇ,悪役組織が悪い意味で日本の企業そのまんまだっつーことで開始早々大きなお友達の間で反響を呼んだアレですわ.
 あたしも薦められて途中から見たけど,
 悪役の幹部が仕事と人間関係に絶望して怪人になっちゃったり,
 「どうやら私の出番のようだな」と出てきた悪の上役が「5分で片づける」的な台詞を吐きつつ登場から5分もしないうちに身内に背後から撃たれたり,
 ・・・というのをいきなり見せつけられて数話で心が折れた.その他にもなんつーか,いちいち心にグサグサ来るというか.

 あれの「細かいところがいちいち心にグサグサ来る」って時点で,自分はもう心が瀕死なんすかね.夢も希望も未来も見出せなかったっすよ,あたしは.まぁ元々子供向けで,あたしなんぞは訴求対象外のハズだから当たり前っちゃ当たり前なんだろうが.

 ただまぁ,漏れ聞こえてくる話を聞くに,「そういう時代がやっと来たかぁ」という話が多かったようだね.当の子供は「『何かおかしいの?』という反応で驚いた」という大人がちょろちょろいて,「そういう時代なのか」と驚いた・・・という声がちょろちょろ聞こえたけど,そういうことじゃない.それは彼らが「大人の『常識』」に染まってないからでしょう.そういう古い時代の「常識」に染まる前に,現代的な価値観を持ち出して来るところにあたしは「ほぅ」となったのだ.
 ほれ,N#K 「みんなのうた」で『ママの結婚』が初放映されたときの衝撃のような.今では「感動ソング」的な扱いを受けているようだけど,あれの衝撃はそこじゃないだろ.当時,2002 年はまだ「(そうなった理由如何は差し置いても)片親家庭」というのは腫れ物に触るような扱いだったはずだ.「シングルマザー」とかいそういう言葉は定着はしていたが,どこかそういう視線があった.そして詩の内容にもそれは垣間見える.その上で,やはり詩の内容からミドル~ハイティーンに成長したと見受けられる子供がいる上で親が再婚なんつーネタを,あの「世間の良識」ぶってるマスメディアが真正面から斬り込んだんだぞ.衝撃はそっちだっつー.
 ・・・で,関係ないんだけど件のタイトルにおける「パパ」の消息に関していろいろ説が出ていて面白いというかなんというか.あたしは初見では「死別」と理解したがね.だが詩をよく読み込んでみると何らかの理由で「ママ」との関係破綻を起こし離別したというようにも,確かに取れる.なるほどなぁ・・・創作って難しいな(そっちかい

 それはともかく.
 今季ぷいきゅあが今日で最終回,というように2月から新番組っつースケジュールなんだよなぁ.クールの区切りじゃなくて.玩具メーカーの策略が理由と聞いた気がするが,とりあえず本編のネタバレを玩具の CM でやられるのはテロの一種なのではと・・・・・はたまたあれをネタバレだと理解してしまうのも,悲しい大人の何かなのかねぇ.


Jan28
 話が飛び飛びになるけど,一昨々日の続きちょっとだけ.

 10 巻越えのその手の4コマなら『らいか・デイズ』なんかはどうした・・・・・うん,そうだね.他にもいろいろあるけど,「らいか~」とか「森田さん~」あたりは『OL 進化論』の直系子孫って感じがするですよ・・・というとまた「『萌え系4コマ』って何だろうな」って問に戻ってきてしまう訳なんだけど.
 ・・・何だろうな,本当に.



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