"Log" と書いて「こうかい日誌」

それはあたしの想いの断片.

Apr24

というわけで執筆から逃避を始めるとここの更新頻度が上がり,本格的に追い詰められてくる,あるいはエンジンが回ってくると更新が止まる・・・という仕組みなわけですがというところで.まずは「旅チケット」に「TAMA コミ」にて LavenderBlue ブースに足を止めてくださった方々,ありがとうございました.一方であたしは東京からの帰りに足止めを喰らいました.

これまでは「ANA や AirDO の会員情報と紐づいた IC カード」や,「スマホの画面に表示したり紙に印刷したりした二次元バーコード」を持っていけば荷物預けから保安検査までスルスル抜けることができたんだ.とっころがこの Apr1 から ANA が「オンラインチェックイン」とかいうわけのわからん制度を導入しおって(一部同じシステムに乗っかっている AirDO も巻き添え),荷物預けや保安検査に直行することができなくなってしまったのだ.ついでに「スマホを持っていない/使いこなせない輩に人権はない」宣言も.「搭乗前にカウンターに並ばなくて済むようになります」というのが向こうの言い分だが,そもそも慣れた人間は最初からカウンターに用はなく,保安検査なり何なりに直行だ.むしろ余計な手間が増えただけなんだが.では慣れていない人間はどうかというと,荷物預けに自動機を使えずにカウンターに並ぶんで結局はみんなカウンター行き.手荷物なくても手続きがよくわからなくなり結局カウンター行き.誰が得するんだというと,誰も得しない制度改定のような気がして.しかも動き始めた途端にシステムダウン.閑散路線は手書きで乗り切ったらしいが他は大規模ウヤとくれば「詳しく・・・説明してください」となるのは当然の流れで.「こういうときに人間性出るよな」とかいう放言を囀り場方面で見たけど,「空港に向かう途中で嫌な予感が的中し,その場で黙って振替便を予約して宿に引き返した」自分はまだ冷静な方だったと思いたい.空港はひどい有様だったらしいし.「自分で勝手に振替便を設定する」なんてのも慣れた人間でなきゃできんからなぁ.あ,ちなみに完全に「向こうの責による欠航」ということで少額ながら突き出させていただきました.ゐや,ふつーにシステムトラブルにぶち当たったならまぁ運が悪かったとも諦められるよ.それがシステム改悪の直後にトラブりましたなんつったら「詳しく・・・説明してください」にもなるだろ?

で,振替便は ANA の予約システムが一部死んでいたこともあって AirDO 運航便を選んだら AirDO 4月のオーディオプログラムに「あの曲」が入ってやんの

ゐや,驚いたわ.先日ネタにしたばかりだったってのもそうだし.まさかまさかの.そして今月もう1回 AirDO で飛ぶ予定があるんだけど,次はどこで流れるか.時間的に3回かかると思うんだけど(しょっちゅう飛び回るなあんた

今日の本題.5月新刊,出ます.今年はちゃんと5月に出ます.年々難産になっていくのは変わらず・・・という中で,今年は一周して 11 輌目ってことで「もともとこんな感じのを創りたかったんだよね」というものに,今持てる技術で挑戦してみました・・・という.満足な出来かというと・・・目指す地は遠いね.でも 10 年前と並べると大分絵が変わったなぁと.あたしの「クセ」は変わらないんだけど,なんというか,変わった感じがする.そして今回「総括」的なコメントを敢えて入れてません・・・秋に今回の話の余談たる「特発」を出そうと思って.そっちにまとめて入れるつもりで・・・というか今回の話に差し込む場所がなかった.あたしの構成力不足だ.実際には「特発」とは関係なく頭を抱える自分がいる.

で,COMIC ZIN の同人取扱が遂に完全な機能不全に陥ったようで.先方の Site を見て頂いての通り年明けから「新着」が全く無く,「補充」もたまに表に出てくる程度となっており・・・一応例年通り ZIN に取り扱いの打診を掛けてはいるのだけど,応答があるかどうかわからないという状況で.

冬コミ新刊の取り扱いがないのはそういうことです・・・「描いていない人」にとっては恐らく有益な情報はありませんが,「描き手側」の人でもう少し詳しく知りたい向きなぞはとりあえずこちらへ.ってか気がついたら新刊登録フォームが辿れなくなってんじゃんの(存在してはいる).冬コミからの流れで新刊の話を先方に流したんで(本来は逸脱ルート)気が付かなかったよ!

というわけで通販の御用命等は BOOTH の方へ.もういろいろ諦めて一次創作は通年開店とします.ZIN は「一次創作や評論系に強い」というのがウリだったんだけど,時代の変化かねぇ.ってところで緑色の書店とかには預けないのかって? 足繁く通ってくれる営業氏s には悪いが,「回収」の幟を降ろさない限りその気はない.「回収」じゃないだろ.「お預かり」だろ!? ・・・というのを建前に,まぁいろいろありまして・・・というのはもう「時代が変わった」ということを認めた時点で自分が変わらないとダメか.そうでない部分に関してはティアで営業氏が来たら時間をもらって詰めてみよう.ここで文句垂れ流してもお互い何も進展せん.

さて,今年も4月1日がやってきたわけですが,そろそろみんな疲れてきたというかブームが去ったというかな感じになってきてるね.実際に各位キレが悪くなってきているのもあり,無理して続けなくても・・・というのもあり.そんな中で

これはぶっ飛んだ.「嘘から生まれ,歩き続けた真実の 10 年間」というキャッチはもっと遠い昔だったような気がするが・・・というのはさておき,その頭の「嘘から生まれ」が示すように大元はネタだったはずなんだよね.それが頃を同じくして登場した合成音声エンジン UTAU に実装され,遂には 15 年を経てこれかいと.世の中何があるかわかったもんじゃねぇですわな・・・悪い意味ではなく.

悪い意味だと青い鳥が会社として終了していたとか,銭ゲバ精神出してあたしが指摘した通りに利便性終了のお知らせ状態になりかけてるとか.ここまで来るともう何がやりたいんだとか.まぁある程度見えていた未来ではありますが・・・ついでに「今まで無償提供していたコト自体がおかしかったんや」宣言の裏に見える通りに件の株主は GPT を扱う会社をぶち上げ,っと.一方で「AI の問題を考えるためにみんな半年間の開発休止期間を設けないか?」宣言にも署名していたようですが,さてさて自分はどうする気だったんですかねぇ.2年前のビットコイン仕手のこと,忘れちゃいないぞ.あたしゃ「暗号資産」の類いにゃ手を出してはいないが,あれはないわ.死人が出ててもおかしくない案件だぞ.

そもそもにおいてだ.あたしの AI に関する知識と認識が間違っていないなら,その根底にあるのは「どうにかして関数の最適解を導出する」だ.そして GPT はそのうちの「多数のデータを参考に,与えられた関数と数値に対する最も解である可能性が高いものを導出する」だろう? 件の「実業家」はそのデータに囀り場を利用しようとしているわけだ.ってことは結果はこれだろ.

むしろこうなって笑わせてくれ.

そして上記の話題群とは全く関係なく流れてきた,プラレールによる計算機.大真面目に仕様が GitHub に掲載されているのがまた.でまぁやっていることは実際の電子回路と同じといえば同じ.それをプラレールで実装する苦労は多々ありそうだけどというか,実際に苦労だよなぁ,これ.

もひとつおまけに.日本では恐らく多くの人が縁のない所得税の税務申告.某大国では日本のような制度がなくて給与労働者でも確定申告をしなきゃならないらしいが,これがまた日本のそれよりも複雑らしい.てな事情もあってこういうものが世に出たんだと思うんだけど,こういうところに行き着くの日本だけじゃなかったんだねぇというか,日本(の一部)の文化がここまで輸出されてしまったかというか.で,何故か Steam から BAN されるというところまでがセット,と.

それから3月末の話題でファイターズ新球場の話があったね.開業初日から球場と最寄り駅を結ぶバスが詰まるわ,JR の定期最終便にも積み残されるわと混乱だったようで.これに対して JR が何本か札幌行きの救済臨を出したそうなんだけど・・・話はここから.一方で「札幌ドームから客を取られる形になった札幌市は仕返しとばかりに」市営地下鉄の救済便を出さなかったという言説が流れたけど,思いっきりダウトな.札幌ドームでやってた時代から札幌市交通局は一切救済していない.「家に帰りたいやつはとっとと帰れ.最終便は積み残す可能性があるし,そうなってもこっちは知らんぞ」と,でかでかと札幌ドーム最寄り駅に掲出してましたからね?

そもそもの話として JR は北広島折り返しができる構造で札幌方面への需要が明らかで比較的特発を出しやすかったのに対して,市営地下鉄は需要もわからなきゃ JR のような都合の良い運用もできるようになってないってのもありで.ゐや,JR 側も乗務員や車輌の手配等で相当苦しんだだろうけど.札幌駅夜間留置の車輌なんかもあって札幌側の線路繰りもあったろうし.同時に,最初から言われていたことだけど「アクセスの悪さ」が開業初日からはっきりと突きつけられてしまいましたな・・・と.新駅作るなんて話もあるけど「通過線作ると予算オーバーなんでナシで再設計」なんて話になってるし,通過線なしなら今度はスジの都合が.さてさてどうなるのやら.

それはともかく "Sapporo City Transportation Bureau" の "bureau"(英語)って読めないよね・・・ "doubt"(英語)もそうだけど.カタカナにすると誰もがどこかで聞いたことのある言葉になるだろうけど・・・ゐや,前者も今は通じんか? 「日本交通公社」の "B" なんだが.あるいは Wikipedia の "Bureaucrat" の(それは存在自体が一般に認知されていません).交通局といえばどっかの鉄道系 YouTuber(若造)は「交通局の白い悪魔(鳴き声:にゃ~ん)」の由来を理解してなかったもんな・・・豆知識系動画も良し悪しだな.

と,最近の話題を一通り展開したところで・・・今回の執筆,BGV に選んだのは『東京マグニチュード 8.0』でした.以前から観たいと思っていた作品で,昨年 10 月後半だったか 11 月だったかに一度借りたんだけど・・・えぇ,ものすっげー体調が悪かった頃ですね.精神から来るやつで.どーせベッドの上から動けないんだからとオンラインの DVD レンタルを利用したのでしょうが,あのときのあたしは一体何を考えて「こんなもの」を発注したのでしょうかねぇ.ディスクが手元に来てからはたと気づき,観ずに返却するという愚を犯したわけだけど・・・もとい,愚は借りたことであって,観なかったことは賢明であった.あの時観てたらダメだったやつだ.

「兵庫県南部地震以来の耐震補強を舐めるな!」「アンカレイジって吹っ飛ぶものなのか?」等々いくつかツッコミどころはあるけれど,確かによく描けているよ.国営放送の煽り番組なんかよりよほどリアリティがあると思う.特に「発災直後は全貌がつかめず過小評価される」という点を 2011 年以前に描いたところは素直に喝采したい.そして物語途中「あの流れからこのフォーマットは不可避ですよね・・・」を境に主人公が「信頼できない語り手」化したために,終盤から最終話 ED まですっかりミスリードを喰らったというか,あたしが勝手に勘違いした.確かに「日下部女史は決定的なところを確認しなかった」よ! くっそぅ.

ツッコミではなく純粋に疑問なのは,クラッシュ症候群の多発は起こるのかということ.1995 年以前ならともかく,遅くとも 2005 年の某事故の際には現場でかなりの予防処置が取られてそれを防いだと伝え聞いている.規模が違いすぎる,救急が現場から救出したのでない場合,危険性の高い者でもトリアージ【緑】が当たり前に付いてしまうだろう・・・というのは容易に想像できる.さて,実際にはどうなるか.いずれにしても「CPA」の走り書きとともに赤タグが切り離される(=救命不能判定)のは切ないねぇ.

そして・・・拙著『道都に天の川が流れた日』はいつか描き直すか,追補をどこかで発表するか,あまりそういう目には遭いたくないが「新情報」を含めた再度の総括か,いずれかが必要だなぁと.「現代の価値観で評価」されないようにするために.「それは 2011 年以降を知っているからできる評価だろ」と反論するために.震源が「点」ではなく「面」となるような地震があることを 2011 年以前に専門家以外に誰が知っていただろうか.ひとつの地震が隣接する断層帯を刺激して同規模の巨大地震が立て続けに来たりするなんて可能性を 2016 年以前に専門家以外に誰が知っていただろうか.

「発災直後の過小評価」も,2011 年の件ならある程度の被害状況が報道に乗ってきたのは夕刻以降,あたしがあの本に描いた「それ以前の時間帯」は津波の映像などはあっても港に水があふれる程度の「まぁまぁ見慣れた風景」くらいだったんだよ.内陸の畑が津波に呑まれたり車が岸壁から次々流されていったりする映像が流れるようになったのは 17 時近くなってからだったんだ.死者・行方不明者発生の情報が入ってきたのは更に後で,しかも日没前に伝えられたのは少数.外野からは「物的被害は見るからに惨状だけど,みんな逃げ果せたんでしょう?」くらいに見えたんだ(描いたとおりにあたしは「少なすぎる被害報告から,逆に大惨事を察していた」が).不確定ながら「多数」ってのがぽつぽつ入り始めたのは日没後の話.原子炉の電源喪失も,電源無しで動く最後の冷却装置がまだあったから「直ちに危険はない」は嘘ではなかったんだ(それすらもダウンしてあの様な上,本店発表で現場の状況が伝わっていなかった可能性も高いが).「2011 年以降を知っている現代の判断基準」を当たり前として評価されたくないのだ.

それ以外にも・・・不覚にも「1984 年長野県西部地震」の存在を忘れていた.「2011 年長野県北部地震」が「栄村大震災(リンク先がじゃがいものだがこの記事は至って真面目である)」なら,こっちは「王滝村大震災」だ.先出の拙著にていくつかの事件を挙げて「大きく騒がれていた覚えはない」としたけど,この時は御嶽山の山体崩壊なんかもあって結構大きく騒がれていたわ・・・というのを知っているあたしは一体何年「万年 27 歳」してるんでしょうねぇ.ともあれ,訂正が必要だわと.

しっかし「原子炉」のことを「原発」と呼ぶ頓珍漢(というよりマスメディア)は 2011 年初頭からそうだったかと最近再確認.「原子炉」を利用した発電施設一式をして「原発」であって,「原子炉」は「原発」を構成するいくつかの部品のひとつに過ぎず,「原子炉」のことを「原発」と呼ばれるとわけわからなくなるんだよ.というのはあたしだけなのか? 「セツコ,それじゃ『原発(原子力発電所)』ちゃうで.『【原発】力発電所』や!」と叫びたくなるのは.

Apr27

へーい,春ティアのおしながき的なものはこんな感じで.しっかし長期予報見ると連休中の東京は徹底的に天気が悪そうな感じなんだよなぁ.悪天候のイベントは控えめに言って地獄なのでなんとか晴れてほしいところなんだけど・・・なお繰り返しのアナウンスになりますが,いつもの ZIN が死んでるので新刊の通販は BOOTH へ回ってくださいな

今後あの店がどうなるのか・・・どうなるんだろうねぇ.実店舗自体はまぁそこそこ健全に経営できているようだしってか,とにかく人手が足りなくていろいろ回ってない感じだし.何故人手が足りないかってのは知る由もないが.とりあえず急いで在庫を引き上げなきゃならん理由はないし,絶賛炎上中のところに取り付け騒ぎのようなことをする気もない.1月から何度連絡しても一切沈黙ってのは勘弁して欲しいが.ゐや,やろうと思えば電凸も直接突撃もできるんだけど,向こうの状況もある程度見えているんで.できれば立ち直ってほしいところなんだけど,そのためには何らかのカタチで「一旦精算」が必要だろうねぇ.あたしとしては半端な状態が最も困るんで,正常化してくれるならそれに越したことはなし,終了するなら「さいですか」と粛々と精算手続きに入るまで.その先どーするかという問題は残るけど.ゐやまぁこれは店や描き手の話で,一般の方々にはさして関係のない話なんだけど.とりあえず先日半端な情報を流した責任もあるので,件の人のその後の話と,もひとつおまけに.繰り返しになるけど描き手じゃない人には何の関係もない話でございます.

さて・・・自転車事故の話.まずは合掌.

それにしても「頭に大きなけが」ですか.報道用語って便利だなぁ.ところでこちらのメディア,成人の自転車用ヘルメットが努力義務になってからこっち,ノーヘルが死亡事故起こすと「それヘルメットと関係なく致命傷だよね?」という事故だろうが一切関係なく喜々として「ヘルメットをしていなかった」「ヘルメットをしていた方は命に別条はない」と垂れ流していた気がするんですが,何故この件はヘルメットの有無に関して触れていないんでしょうねぇ.不思議ですねぇ.

ゐやまぁ茶々入れはさておき,ノーガードよりは多少はマシだろうなってのはまぁわかるんだけど,その有効性に関してはどうにも疑問なんだよねぇ.単車用のヘルメットくらいのモノであればまぁ話は変わってくるんだろうけど,自転車用のメットなんて飾りにしか見えんのだけど.「ノーヘルだと死亡率が2倍」ってんでそのナマの数字見てみると 0.25%(あり)→0.50%(なし)だったり.400 件の事故があってそのうちひとり帰ってこないかふたり帰ってこないかって,統計的に意味があるんですかねぇ・・・その記事がどこにあったか記録取るの忘れてしまったんで,数字はまぁ便所の落書き程度に考えてほしいんだけど.とりあえず「数字は嘘を吐かないが,嘘吐きは数字を使う」ということは統計学に明るくない人は記憶に留めていてほしい.

さておきこちらの単車用ヘルメットは興味深いですなぁ.ジェット型でも不十分な可能性が高いと.更に興味深いのは,自転車用ヘルメットでカバーしている部分が 50 %にも満たない.ゐやゐや興味深い.

ってか自転車はヘルメットの啓発の前に「免許取得に準ずるレベルの教育」が必要だと思うんですけどねぇ.あたしゃ自転車に乗ってて「後方確認もなしに突然歩道から車道に出てきた自転車」に何度殺されそうになったか.ウロウロすんな!歩道走るんならそのままずっと歩道を走りやがってください!