"Log" と書いて「こうかい日誌」
それはあたしの想いの断片.
「100 キロメートルを越える路線の廃止は『本州では』JR 化後初めて」と連呼されたけど,では本州外ではどうかというと・・・天北線,名寄本線,深名線,池北線,ぱっと思い付くだけでもこれだけ.他にもあったっけ? と調べてみると,標津線も該当.全部北じゃねぇか.そっすね.
国鉄時代だと羽幌線が該当.やっぱ北じゃねぇか.そっすね.100km にぎりぎり満たないところで大隅線があるっすが.「JR 化後」以前,そもそも 100km を越える路線の廃止自体が津軽海峡以南では初めて,ってコトになるのではないかと.そもそもが路線廃止自体が珍しいからなぁ.民鉄だとぽこぽこ消えてる気もするけど,消えるようなところなんてやっぱりそれなりの規模でしかないし.
そもそも地元民が・・・という話も,逆に「いや,無理に使って下さらなくて結構」っつって成功しちゃったのが「いすみ鉄道」だよなぁと.そしてあれだけフィーバーして,今後もどれだけの人が顧みてくれるかという話も「コアなファンがリピータとして残ればいい」って考え方でなんとかなってるのもこれまた「いすみ鉄道」のやり方だよなぁと.確かに「全員に好かれようとすれば却って失敗する」ってのはどこの世界でも・・・ね.そもそも人が,特に一見さんが増えると,それに紛れて客とは呼べないような輩が入ってくるしで.ついでに「乗って残そう」が奏効した例はひとつとして聞かない.
話は変わって.
札幌市某所に本拠地を置く某プロ野球団が本拠地を札幌市外に移すってコトでてんやわんやになってますが.ゐや,これまで球場側が球団に対して何をやってきたかってのを見聞するに,札幌市民の目から見ても「ほら,さっさとお逃げ」としかコメントできないんだけど.あれでどーして札幌市は北大敷地削ったり,真駒内公園削ったりなんかして市内に繋ぎ止められると思ったのか.あたしが球団経営者だったらそもそも札幌市内という選択肢が最初から無いわ.表面ではニコニコ「検討します」と言いながら,な.そして実際にそうなった.
で,当然大打撃になる球場,今度は別球団の公式戦を誘致しようとかそういう話になってるみたいなんだけど・・・その前に経営方針やら何やら見直した方が良いんと違うか.地下鉄も頑張ってもう1駅分延伸してればまた違った未来があったのかもしれんのになぁ・・・何で地下鉄の終点から球場まで1駅分歩かされるんよ.そして地下鉄側も「利用者減るやん!」と今更.ゐや,ニュースに上がってくるのがこの時期になってしまっただけで,最初から気付いてましたよね?ね?
「どうしてこうなった?」という問に関して,なんだか納得のいく解が得られた気がする.
なるほど,そもそも人やモノを近くの都市や遠方に流したりするものでは無かったと.そう考えると廃止決定までの経緯も,各所の対応具合も腑に落ちてくる.都市間を繋ぐものではないということはわかっていたことだけど,この考えはなかったわ.
というところで昨日は4月1日だったわけですが.4月1日といえば,まぁあちこちで悪ノリ祭が開催されるわけですが・・・近年はどこもキレが悪いの気のせいか.あたしが食傷しているのか,はたまた作る側も「仕方がないからネタを作る」状態になってきているのか.
ついでに近年は「嘘を言って良いのは午前中だけ,午後はネタバレをしなければならない」なんてルールが流布しているけど,そんなルールいつできた.10 年前には一切聞かなかったぞ.いわゆる「創作マナー」と違うんか,それ.まぁ一緒に流れてくる「他人を傷つけるような嘘はダメ」というのは納得であるが.
それに関して・・・山情報のサイトが「ケルンを積みまくった努力が実って標高ランキングが変わったよ」という旨のネタ記事を掲載したら見出しだけが一人歩きして,関連する山小屋が「あれはネタだからな?」という注意書きを掲載するに至ったという話と,それに付随して「他人に迷惑を掛けるようなネタはダメだろ」というコメントが流れてきたんだけど・・・ゐや,他人に迷惑を掛けるような記事以前,見出しだけ読んで真に受ける受け手の方に問題があるんと違うか?
ただ,これを書いている時点で山情報のサイトでは見出しに「エイプリルフール」と書いてあるのに対して,山小屋の記事では「エイプリルフール」ではなく「速報」と書いてあった・・・というコトになる.なるほどそれなら見出しだけが一人歩きする可能性もあるが・・・あるが・・・あるが・・・な!?
某新聞社が「紛らわしい記事を書くんじゃねぇ」という「苦情」を受けてネタ記事書くのやめちゃったみたいに,なんだか息苦しい世の中だなぁというか,真に受ける前にちゃんと中身を読めよというか.
そして今年も流れてくる「懲役 40 年」というキィワード.ゐや,それ今の 60 代が 20 歳頃だった時代の話だから.もとい,その時代でも 18 歳で就職→ 63 歳くらいで「再雇用」も定年+年金受給まで空白期間ありの「45 年」だから.今の 20 代なら「終身刑」の間違いだろ.じゃなきゃ「単純労働は AI に取って代わられる」が現実になって「働かなくても良くなったでござる」もしくは「働けないでござる」というディストピア化するか.
税金の一種みたいなもんだろうということで年金は過去分を追納したりしてきっちり納めてはいるけど,示されている推定受給額は 60 歳まできっちり納めて満額もらっても「生活保護の方が高額ですよねこれ」状態で.どーなるんだろうねぇ,これ.特にあたしの世代は「時代の貧乏くじを引いた」とまで言われ始めているけど.
「世論調査」を初めとしてアンケートの類なんて,どんな手法を使おうともバイアスは掛かる・・・という前提は言わずもがなとして.その上でひとつの指標として.
ぬこ動で 2018 冬アニメに関するアンケートを取ったみたいなんだけど,例のクソアニメがネタじゃなく覇権取ってるじゃないですか.放映前から「放映開始を3ヶ月延期します」なんて最初から仕込んでいたとしか思えないネタをぶちかました上に,この結果だ.売上が出れば万々歳,爆死してもネタ提供としては大成功.どうあっても「負け」は出ない構造になってるってのはもぉ,ねぇ.そして何よりも 90 年代から主流になった「制作委員会」方式に一石を投じたという意味でもエポックメイキングだったよなぁと.最終話の本編で竹書房が「出資していない,一銭もだ!」と強弁するシーンがあったけど,あれネタじゃなくて本当の話みたいなんだよねぇ.実際にクレジットに名前が出てないし.何があっても「キングレコード」が責任を負う,その代わりに「キングレコード」の勝手にやらせてもらう,という.
ところで気になるのは,30~40 代で『ゆるキャン』が拮抗し,40 代ではむしろ逆転している点.各世代がどれだけこっち方面へ金を注ぎ込むかってのを考えると,実際の経済効果(と呼べるほどの規模ではないだろうが)は『ゆるキャン』の方が上回ってそうだなーと.しばしば商業的成否の指標として使われる「円盤の初動」も『ゆる(略』の方がクソアニメの3倍,12k 強行ってると聞くし・・・いわゆる「聖地」なんかも件のクソアニメは生み出していないわけで.まぁ敢えて言えば飯田橋? あ,「コラボカフェ」やってるか.
娯楽に注ぎ込める所得はむしろ 20 代の方が多いんじゃないか?という気もするけど,あの世代は「ソシャゲ」の方にブチ込みそうな気がする.ゐや,これは個人的なイメージで裏付けなし.繰り返す.根拠はない.
あたしとしてもうひとつ気になるのは『スロウスタート』だったんだけど,良くも悪くも無難に終わっちまったなぁと.#10 か#11 あたりにブチ込まれそうなネタもスルーされちゃったし,全体構成としては確かに思い切った良くできた構成だったけど,その分ヤマもオチもなくなちゃったというか.先のアンケートにもそれが出てるね.それ言ったら『ゆゆ式』はどうなんだ.あっちは「哲学」ですけん(真顔
ところで『星色ガールドロップ』はどこ行った.あの最終話は本気で「見せて欲しかった」が.
なんか今日の 15 時過ぎから 24 時過ぎまで,うちの鯖にアクセスできない状況になっていたようで・・・直接的な理由は鯖管側での何らかの変更.それでうちの .htaccess がそれまで通っていた書式が通らなくなってアクセスを全て蹴っていたという・・・なんだそら.とりあえず復旧してます.まぁこれが読める状態になっているってコトは言わずもがななんですが.
てなわけで春ティアの配置が来まして.「さ59b」だそうで.ついでに流行の「地図上にココ!」ってのを作ってみましたが・・・こう,アレだね,カメラのレンズって前後方向には少しでも距離が変わるとボケるのに,左右方向には距離が変わってもボケにくいのね.ゐやまぁ理屈で考えてみりゃその通りなんだけど,まぁその通りの写真ができましたなぁと.「逆ティルト」的な技を使えば・・・かな?
っつーか思いっきりボケてて見えませんが,地図の下の端にある,コミケなんかだとスタッフ詰所として使われるスペースが今回すっげー気になるんですが・・・このスペースでできるんですかねぇ.えぇ,某所で追い出されたあの展覧会みたいなんですが.
で,以前からちょろちょろ触れてはいましたが,次の週末の「うちの子が一番カワイイ!」にこっそり出ております.えぇ,締切前のこの時期にぶっ込んで自分の首を絞めるスタイルです.新刊はありませんが・・・・・まぁ,ありません.はぃ.
っつーかこの春は技術書典やらんのかと思ってたら1月の短期間にこそーりと募集して,4月の下旬にやるとかゆーてやんの.おのれ半端な時期に・・・と,恨み節の地方民なのでした.こういう時ばかりは東京は有利だよなぁ.締切前のイベント出展も比較的「低コスト」だし.
そうそう,「虹の卵」は諸般の事情により春ティア欠席です.あたし単独の方は春ティアの後に関ティア,北ティアと続きます.ってか本当に春ティアで新刊2冊出せるのかなぁ.囀り場の方では "I shall never surrender!" とは叫んだものの.はふぅ.あ,元ネタはコレですね.あの長ったらしい名前の人の.ピカソほどじゃないけど.
にしても改めてあの演説文を読んでみると言ってることが「我ら一億総火の玉となって最後のひとりまで戦う」と変わらんよなぁと.その結果戦争に「勝った」か「負けた」かは大きな違いだけど.「敵対勢力」の「善悪」はここでは問題としない.勝てば官軍,負ければ賊軍.大抵は「正義」と「正義」のぶつかり合いだ.
遅くなりましたが.先の週末の「うちの子が一番カワイイ!」にて“LavenderBlue”ブースに足を止めて下さった皆様,ありがとうございました.「小さいイベントだから」なんて言わずに「出とくもんだね(野々原ゆずこ調で)」.UTAU なイベントと併催だったんだけど,「テト」が元々エイプリルフールネタだったとは恥ずかしながら知らなんだ.ついでに「人力 VOCALOID」技が昔からあったのは知っていたが,それを支援するブツが「ミク」の登場間もなくの時期に既に確立されていたとは.っつったっても「ミク」が 10 年半前.古のテトの殿堂入り「ヤバいジュース」から9年強だもんなぁ,考えてみりゃ.
こんな世の中だ,意識的にアンテナを向けていない話題はなかなか入ってこない・・・もとい,他の話題に容易に埋もれてしまうものだけど,視野は広く持っておきたいものだね.
というところで「いつか来る」と覚悟していた日がそろそろ来そうなふいんき(何故か変換できない)で・・・ゐや,「完売したら負け」というポリシーで「えんじ色の(略)」を初めとしてほぼ全ての過去の発表物を並べているんですが,その「えんじ色の(略)」な最初の巻がそろそろ底が見えてきて・・・かといって増刷するならどう考えても単価を上げなきゃならないし,自家増刷って手もあるけど「紙」が手に入らないんだよね・・・割り切って単に白上質紙とかにすれば他の印刷会社や,自家増刷ってのも視野に入って来るんだけど,これまた何度も書くように「装幀まで含めて作品」だと思ってるんで,あんまり替えたくないんだよね.とりあえず手許の在庫が本当に尽きそうなら,動きがないにも関わらず有り難いことに置き続けてくれる ZIN の在庫を引き上げて,以降は手売りオンリーにするか.
っつーかですね.最近イベントに出てると古いのを手に取って下さる方が・・・というか,一気通貫ぶちかまして下さる方がちょろちょろいらっしゃるのですよ.本当にありがとうございます!今後もよろしくお願いします! ゐやもちろん以前から続けて手に取って下さっている方々も.手に取り続けて下さる方々がいるからこそ,こちらも続けて行けています.
ただ・・・毎回毎回「えんじ色の(略)」は「年に1回の全力真剣勝負」のつもりでやっておりますが,毎度毎度己の未熟さを思い知らされるところです.今回も全力で仕掛けたつもりですが,やっぱりまだまだだよなぁと.というか今回に至っては「自分どうしてこんな話を描こうと思ったんだっけ」なんて考え始めてしまう始末.どうしてこうなった.まぁ「描きたかった」から,なんだろうなぁ.いつもは斜めにしている表紙の題字も,今回は何故か角度を付ける気になれなかった.
あ,サンプル公開しました.
・・・というところで「緑色の本屋に声を掛けられた」という大分前の話,続き.あたしを名指しで来た上に秋ティア,冬ティアと続けて先方の営業氏がうちのブースに来て下さって,ついにはタイトル指名で「今度のティアで新刊出ますか!?」と来てしまいました・・・あそこ,一次創作は特にハードルが高いと評判だったハズなんだけど,ハードルが下がったのか,はたまたあたしに自覚がないだけなのか.まぁ前者だろうなぁ.驕るな.だが卑屈にもなるな.とはいえ自分がまず納得していない.あぁ,力が欲しいね.「ならばくれてやる」などという声は全く聞こえないが.
はぃ,いろいろあって「修羅の形相」です.まぁこの時期いつものことですね.
というわけで春ティア新刊は2種類とも出せそうです.また「刷ろうと思ったらプリンタが壊れた」なんてマーフィーの法則が発動しなければ,ですが.
ついでに串の方にて『えんじ色の(略)』の「物語の核心に触れる部分」のみのサンプルと,『TWENTY YEARS AFTER』試食版1~3のよりぬきを,共に May5 までの期間限定予定で公開しています.覗いてみたい方は・・・まぁ覗いてみてください.
以上!