"Log" と書いて「こうかい日誌」
それはあたしの想いの断片.



Jun11
 生きてます.大丈夫です.
 ついでに車が 21 年目の車検から上がってきました.昔は「車すごろく」なんてのがあって,次々と高価い車に乗り換えていくような文化があったらしいんだけど,乗り換える必要が見出せなければ乗り換えたいと思えるような車もないからなぁ.ついでに乗り換えるための先立つモノもない.
 というところで検査の明細に「オイルにじみ大・修理不能」とか書いてあってギョッとなってしまったんだけど,メカニックの人からよーく話を聞いてみると「エンジンのここにオイルがにじんでたんだけどどこから漏れたのか特定できなくて,それであんな書き方になってしまったのでは」とのこと.うわぁ,大規模修理は嫌だなぁと思いつつも,普段乗ってて「オイルが減る」といったような不可思議現象は起こっていない.対してメカニック氏が指摘した「このあたり」ってのがどの辺かというのをよーく思い出してみると・・・何のことはない,自分でオイル交換したときに新品オイルこぼしたところだ・・・拭き取ったけど,手の入らないところもあって完全に拭き取れたか自信がなかった.そしてメカニック氏が指したのはまさにその手の届かないところだった・・・セーフ,セーフですっ!(滝汗

 ・・・というところでこのところ「『踏み間違い』が原因ではないか?」って事故が度々報道されて,それに続いて「安全装置」を付けようだの何だのという話が盛り上がっているけど・・・「何でそっちに話が行っちゃうのかなぁ」というのが正直なところで.ゐや,手っ取り早く当面何とかする対策ってのがそういう方法くらいしかない,ってのはわかるんだけど「自動車社会の今後」をどうするか,ってのは考えられてるのかなぁ?と.
 「あの操作方法には致命的な欠陥が有るぞゴルァ!」ってのは大昔から指摘されていたことだし,誰かがドヤ顔で「Nレンジでスロットル開けたところでおもむろにDレンジにブチ込むと急発進する」なんて広めたネタも大昔から指摘されていたことだ.後者はとっくの昔に対策しているメーカーもあると聞くが,前者に関して解決方法がいくつか提唱されているにもかかわらず全く変わらないのは何故だ.そもそも「ペダルが2本,(多くの人は)脚が2本」なのに対して何で左脚を遊ばせてるんだと.ゐや,わかっちゃいるよ.「MT 車との互換性維持」のためだよ.ところが新車販売数のウチ9割以上が AT 車だとされたのが 10 年以上前の話.非限定免許ではなく AT 限定免許を取得する人の方が多いという世の中で,いつまでそんなことを続けているのかと.
 っつーか「AT 車は運転が楽」って世の中の幻想は今すぐに滅びてくれないかなぁ.「踏むだけでいくらでも速度が出る暴走車」だろ,あんなもの.「簡単に発進する」ってことは「簡単に暴走する」ってことと表裏一体なんだっちゅーの.故に「AT 車には AT 車特有の転がし方(≒気を付けなければならない点)がある」ハズなのだが,認知されてないよなぁと.MT 車にない機能としてシフトノブによく付いてる「O/D」ってスイッチは何のスイッチか知っているか.「2」とか「B」とかってレンジはどういうときに使うべきものか知っているか.「キックダウン」ってどういう機能で,どうすれば発動するか知っているか.全て自動車学校で叩き込まれる件のハズだが,普段 AT 車を転がしている人間でも,きちんと答えられる数は多くはあるまいとあたしは確信している.「そもそも車の操作に関する基本的な知識が欠落しているのに何故か公道に野放しになってるんだよそういうのが」と.「運転が楽」? 寝言は良いけど公道には出てきてくれるなと.モノのついでによくある世の中の誤解を解いておきたいけど,「半クラッチ」なんてものを多用するのは自動車学校の中だけだ.渋滞中でだって使わんわ,そんなもの.渋滞にハマって攣るのは左脚じゃなくて右脚だっちゅー.

 高齢者ばかりが問題になっているけど,これから免許を取ろうとする若い層もだ.「世の中 AT 車がほとんどなんだから AT 限定免許で良いだろ」ってんなら是だ.だけど「AT 車の方が簡単だから」なんて輩にはそもそも公道に出てきて欲しくない.ついでに本人の意思でならともかく,親の意見で「非常時のために非限定免許で取っておけ」というのは「大丈夫だ,あり得ないから『非常時』というんだ」と.そもそもその「非常時」に直面したところで転がせまい.同様に暴走時の「非常ブレーキスイッチ」を付けた車なんかも登場しているようだけど,そんなモノの前に「ブレーキが利かなくなったときの対策」って自動車学校でやっているハズなんだけどねぇ.事情が何であるにせよ「それすら行えない」状況でそんなスイッチ,何の役にも立つまいよ.それこそステアリングの近くに,鉄道の TE スイッチも顔負けのでっかい「自爆装置みたいなボタン」でも配置しない限り.
 そして「高齢者問題」ってのはあたしら世代にとっても「これから往く道」だ.日本でも「車がないと不便」という土地の方が多いし,そもそも「車がないと生活できない」という地方も少なくはない.「そんなところに住んでる奴の自己責任」とかヌカす輩は・・・どんな薬を付けたら良いんだろうね.

 というところで「高齢者は MT 限定免許にしてしまえ」なんて意見もあるけど・・・どうだろうねぇ.それで減るだろうか.人間の可能性は無限大だからなぁ.
 そもそも今後増えて行くであろう電気自動車なんかは自然に AT になるっちゅーか,MT 的な構造にする意味がないからなぁ.動力源の特性の違いで.あたしみたいな「手動変速機車に限る」免許では車を動かせなくなる日が来るかもですよ,っと.
 やっぱ目的地を告げるだけで勝手に走ってくれる完全自動運転の登場を待つしかないのかね?

 話は変わって.
 また神○川県警か.国民の権利を制限する権限すら持つ組織という自覚の元に,きちんとした専門家を配置してくれよ,ほんと.事実ならほとんど素人じゃないか.「この IP から投げられてるからこいつが犯人だ」って理屈は 20 年前ですら「はぁ?」と嘲笑された案件だろうに.神○川じゃないけど,その単純思考で誤認逮捕やらかしたでしょーに.

 そして JR-C は N700S を米原~京都で 360km/h で走らせまくってるようだけど・・・あたし,以前に「リニアが開業する頃には鉄輪軌条で当たり前に 500km/h 出せるようになってたりしてな(笑)」と書いたことがあったけど,「リニア中央新幹線」用の好線形やら騒音対策やらが揃ってれば浮上式リニアにしなくても鉄輪軌条で十分に高速なブツができるんじゃないかというのは気のせいか.茶々入れ抜きにして.ゐや,「相対速度」の問題が残るのか.
 茶々入れするなら・・・その N700S ってのは名古屋以東でどれだけの速度が出せるの? と.正直東北に慣れると,東海道は「ちんたら走ってんなー」と感じるもの.


Jun27
 先日,室蘭本線で保線ドラブルにより以下略って事故があったそーで,いろいろ憶測が飛び交ってるけどどーにも腑に落ちないというかなんというかな点が多くてなぁ.
 とりあえず各方面が伝えているところをざっくりまとめると.
 事故があったのは小幌~礼文間.保線作業を行っており,「その先で保線を行っている」旨を列車に報せる発光信号機を作業場所から 2km 長万部寄りの線路上に立て,傍らに見張り員も配置していた.保線作業が終わったので見張り員に信号機を撤去するよう指示しようとしたが携帯電話が繋がらなかった.同様に見張り員も列車通過時刻が近くなっていることから作業チーム本体に連絡を取ろうとしたが携帯電話が繋がらなかった.このことから「安全が確認できないので撤去できず」(一部報道では「意図的に撤去しなかった」とされているが),結果接近してきた列車は発光信号機を視認して非常停止措置を取ることとなり,この影響でその時たまたま席を立っていた人が転倒し負傷.ついでに列車も停まりきれず信号機とぶつかった,と.

 報道されていない事実を付け加えると.
 周辺の線形は小幌駅を出てすぐ長いトンネルに入るが,その後は全て明かり区間.トンネル区間を含めた長い直線,いくつかのカーブを経て礼文駅に至る.トンネルは一直線だが縦断曲線のため小幌駅側 1/3 を過ぎるまで見しが悪いが,その先は数キロメートルに渡る直線となっており見通しは良い.ただし直線区間の半分強はトンネルであり,トンネル内からトンネル外に置かれた発光装置を視認できるかどうかはちょっと疑わしい.このあたりはトンネルの中から外の世界がどう見えるかというのを考えてみて欲しい.ちなみにこの路線は特急だ貨物だがごんごん走るが,件の時間帯は 1.5 時間ほど列車の来ない「穴」となっている.

 ということを踏まえた上で.
 非常停止措置を取った上で信号機に衝突しているということは見通しの良くない区間で起こったことと推定されるが,保線作業チーム本体/列車見張り員双方共に携帯電話が繋がらなかったと報じられているところに違和感.あそこそんなに電波の悪いところじゃなかったよなぁと.ハゲ社長の会社だったり 700/800MHz 帯をサポートしないような MVNO なら知らんが.
 そしてトンネル内で作業でもしてたんか? という話もあるが,トンネル内に発光信号を設置していたならかなり手前から視認できたはずで,非常制動→怪我人発生は不可避だったとしても「信号機と衝突」は避けられたんじゃないかと.ってか見張り氏や作業チームがトンネル内にいるなら最初から携帯電話なんか使わないだろうて・・・
 更に疑問は「何で携帯電話?」と.専用の無線とか使ってるんと違うん? それとも無線使ってたのを報道が「携帯電話」に曲げちゃった? ついでに無線がダメなら 500m おきに設置されている保線用の有線電話があるじゃない・・・という指摘は酷なのだろうか.多分見張り氏は運行司令と連絡が取れる場所に居たと思うんだけど・・・ってか,「視認から非常制動をかけても衝突するような場所で,小幌~礼文間の 2km 長万部寄り」というとほぼ現場が特定できるの気のせいか.双方の位置関係考えて「携帯電話が繋がらなかった」ってもうその時点で事件なの気のせいか.そんなもん海に投げ捨てて・・・はいけないので,廃品回収に出してしまえ.
 あるいは「誰かが嘘を吐いているか」だ.

 ところで一部報道は見張り氏が列車が接近していることを知りながら意図的に信号機を撤去しなかった,凄いところだと「放置した(煽ってるだろ? NHK なんだぜ,これ・・・)という書き方をしているが,では見張り氏が「安全が確認できないが列車が来たので撤去しました」したら何が起こる? 最悪,列車が保線作業チームをことごとく跳ね飛ばした上に列車転覆ですよ.だから見張り氏は「たとえ事故に至ろうとも被害が最小化される選択をした」.そこ,わかってね? 「避けられたハズの事故だ」という点までは否定しないけど.
 不運にも負傷してしまった氏は洞爺から室蘭市内の病院に搬送されたそうだが,それって東室蘭まで乗っててもらった方が早かったんじゃ・・・ゐやまぁ救急車の中でこそできる処置ってのもあるだろうけど.

 話は変わって.最近某トレインミステリー的な小説を読んだのですよ.
 某「過速度による列車転覆事故」の inspire 的な話だったんだけど,そこは良いんだ.ただ,云われてみるとあたしが最近まで追っていた別の「過速度による列車転覆事故」と比較すると低速だったにも関わらず転けてるなー,確かにそうだなー,なんでだろーと.調べてみると「あーそういうコトでしたか」な話なんだけど,それ根本問題は劇中で触れられていた「空気バネ」じゃなくて,今から 20 年前に問題になった「ボルスタ・レス」構造の話ですがな.「インド人を右に」の如く「ホッレスタレス」とか誤植されちゃったりしたやつな.そして事故った組織はその後の新設計車輌でしれっとボルスタアンカーを復活させたりしたやつな.
 ゐやもうこのあたりの関係は長くなる上に「疑いが強いが確証たり得てない」,ついでに自分も正しく理解できているか自信がないというような話なんで,マニア向けでもなければ論文でもない,架空娯楽でああいう話になってしまうのは仕方ないのかもしれないけど,「被害者遺族の恨み言」ではなしに設計担当者を「いいや,あなたは知っていた」扱いするのはフィクションとはいえちょっと酷だよなぁ・・・と.
 先日,初めて通ってきたけどね.件の「過速度による列車転覆事故」現場.当時の報道は線形改造による急カーブがーとか騒いでいた気がするけど,カーブは昔から変わってなくて「ひでぇ印象操作だなぁ」と.ただ,ATS-P が配備されているのは目で確認した.
 こっちもフィクションだけど,「たかが9パラが!」の人はやっぱ超人だよなぁと・・・蛇足.

 蛇足ついでに某所の猫の話・・・なんかスレッドがブランチ起こしてるんで枝分かれしているところを含めて3枚ほど.

私キキ!こっちは「血液検査がこの数値では…食欲が無くなったら3、4日の命だと覚悟して下さい」と診断されてから半年以上、今日もモリモリエサを食う猫! pic.twitter.com/HTTJXW2c3y

— すあま (@suama13) 2018年10月28日

詐欺師猫に懲役100年を言い渡す
100年生きろよ pic.twitter.com/m9aeeMFvLz

— すあま (@suama13) 2019年3月31日

猫は先日「胸水に血が混じってますね。このまま出血が続けばもう…一応、薬は投与しますが。効果が出るのが1週間後なので、覚悟はなさっていて下さい」と言い渡されました。

猫は本日「胸水?無いですね。血も出てないです」と診断されました。飼い主は猫を【空知英秋】と改名するべきか悩んでます。 pic.twitter.com/Y0AP05jLRd

— すあま (@suama13) 2019年4月16日
 詳細は投稿日時のところぶっ叩いて開いておくれやす.【空知英秋】は本当に最終回を迎えたようですが.あたしの経験的に喰うか喰わぬかじゃなくて,足腰立つかどうかな気がしますね.あいつら.


Jun28
 昨日の台車の話ちょっとだけ続き・・・ゐや,あれ台車の話ですよ(汗
 大事に至るかどうかはともかく,特有の問題があることは量産投入する前に設計担当者は知っていたはずだ・・・というなら「是」かもしれない.故にちょろちょろと付随装備が足されているわけで.近年じゃ対策装備が多くなってきてボルスタ台車と大して質量変わらんなんて皮肉な話も聞こえてくるくらいで.
 まぁそれでヨーダンパ yaw damper は要るのか要らねぇのか,231 のロザ車は乗り心地が悪いだの何だのという論議に突入するわけですわ・・・
 ってか EF62 もボルスタレス扱いなのな・・・確かに立派な引張棒は存在すれど「枕梁」は存在しない.しかしあれは仮想心皿方式に近いわけで・・・ってぐらいに沼なのよ,この界隈・・・


Jun30
 「5月のいつもの新刊」から始まる初夏のイベントラッシュが,今日の北ティアで終了しました.東京・大阪・札幌でのティア,それに東京での旅行系イベント.「LavenderBlue」ブースに足を止めて下さった方々,ありがとうございました.
 今後は夏のコミケになりますが,こっちはいつも通りの『ゆゆ式』島です.が,いつも一次モノも全種こっそり持ち込んでますので.あるいはお急ぎの方はいつもの COMIC ZIN へ.なおうすい本(薄いとは言っていない)は「碓氷峠鉄道文化むら」内売店でもこっそり置いてあるかもしれません.
 そして夏ティアは欠席します.もしかすると一般では行くかもしれませんが,出展としてはお休みです.ティアは秋までお待ち下さい・・・というところで特定の8日間に東京・札幌・小倉が詰め込まれてるのはどういうレースかと.
 次のネタは・・・いろいろ考えてますし,進行もしてます.まぁ今は夏コミ原稿に全力ですけどね.

 というわけで,以下は余談.

 福井新聞が AT 車の左足ブレーキに関して記事を公開してる.
 まぁ「正しい」か「正しくない」か,っつったら「正しくない」だろうな.左脚でも踏める位置にある車種が多いが,左脚で踏むことを想定した設計じゃないだろうし.で,あたしが以前に吠えた「机上論,あるいは『結局訓練の問題だろう?』」ってのから先に行ってくれるかな・・・と淡い期待を抱いていたんだけど,やっぱダメでした.

 なんというか,福井新聞のせいではないのだろうがツッコミどころが多すぎる.
 まず「MT 車しかない時代に免許を取った人に多いのでは」っつーのはそもそも母集団が「高齢者講習」の対象者だけで「比較的若く,運転にも慣れた世代」を見もせずに結論を出している時点でそもそもおかしい.まぁ「では」と推測の域を出ないという書き方ではあるが.
 そこから先はもう.「踏み加減が調整しにくい」→結局訓練の問題です.
 「ふたつのペダルを同時に踏んでしまうとブレーキの効きが悪くなる」→間違ってアクセルを強く踏み込んでしまったり,何らかの理由で本当に「アクセルが戻らなくなった」時に「こうすればリカバリーできるんじゃないか」って話をしてるんでしょうに,話が噛み合ってません.たとえ効きが悪かろうと何だろうと間違いなくブレーキを踏める状態に置くことに意義があるんでしょうに.それに「ミサイル」と揶揄されるあの車種はふたつのペダルを同時に踏み込んだ場合ブレーキ指令が優先される構造になっていると聞いたが?
 ブレーキ多用云々は,大丈夫だ.AT 乗りの多くは初めから無駄なブレーキが多い.ついでに運転姿勢を安定させるため左脚をフットレストになんて,誰がやってる.そもそも「正しいポジション」を取っている運転者がどれだけの割合いる? 「ABS が発動するまでブレーキ踏めますか」問題と共通してない?
 そして最後に.普段 MT 乗りのあたしですがたまに AT 車に放り込まれると左脚ブレーキです.が,同乗者からブレーキが乱暴といったような指摘は受けたことはありません.きちんと踏み分けます.結局は訓練次第です.と. え?お前は「手動変速機車に限る」免許じゃなかったかって? ・・・えーと,今の話は聞かなかったことに?

 「結局は訓練次第」としたところで,裏返せば「慣れてない人は却って危険なのでやめて」ということにも繋がるんだけど,現役連中はそれで仕方がないかもしれない.だけどこれから免許取ろうという連中にそういう教育をしようとか,新しい操作系を開発して徐々に置き換えていこうとか,そういう流れにはならないのは何故?
 高齢者講習で少数だが見かけるってコトは,「その方が何らかの点で有利であり,かつ訓練すればそれでスムーズに運転できる」ってコトではないのかえ? 「現在」だけ見れば「高齢による諸々の衰え」から何かしら危なっかしいところはあるかもだけど,その人らはつい最近からそういう運転方法を始めたわけでは無かろうて.
 「(原因不明も含めた)AT 車の暴走事故」って「AT 車が登場した当初」からあったと聞くけど,見えるところが何も変わらないのは何故? あと何人不倖な事故で死ねば世の中は変わるの?
 そして結局フェイルセーフ failsafe だの何だのが登場してくるわけなんだけど,それ自体は否定しない.だが「failsafe があるから安心だ」なんじゃなくて「諸々正しく操作しているのだがそれでも発生する何らかの人為的ミスや故障」を follow してくれるのが failsafe で,本来は「そもそも発動した時点で『軽微な事故 incident』」なんだけど,それが誤解されて最初から fail する気満々の輩相手にゃ failsafe も無力というか,そこに必要なのは fool-proof(馬鹿対策)の方だ・・・と.同じような例で,いまだに時々見かける夜中や対面交通トンネルでの無灯火車輌を見ると「それ(failsafe を配して満足)で良いのか?」という気にしかならない.えぇ,「暗くなると自動的にライトが点灯する」機能を有する車種に乗ってる連中ですよ,ほぼ全て.その程度の認識しかできない輩に,「一歩間違えば殺戮マシーン」を動かして欲しくないし,公道に出てきて欲しくない.
 あるいは繰り返しの話になるが・・・目的地を告げるだけで勝手に走ってくれる「完全自動運転」の領域まで突き抜けてくれれば,だ.

 ところで先日話題になった「特定操作で急発進する」という,20 年以上前からある,本来なら腐っているハズの話.YouTube に検証動画を上げた人がいるね.撮影前にある程度のことを確認した上で撮影開始した・・・らしいんだけど,ドッカンスタートで 20km/h は確かにビビるわな.ついでに「ピー!」なんて警告音鳴らされりゃパニックまっしぐらですわ.ついでにあの高い音は高齢者には聞こえなくて警告の意味を成してないんじゃないかってのも・・・あるかもしれんなぁ.

 そして高齢者に多いんじゃないかとされてしまっている「あなたの左脚ブレーキはどこから?」問題.
 あたしの場合は記憶が確かなら「自動車学校で」だ.実車での講習は車に乗ったらまず「ポジションを取る」ことから始まるんだけど,非限定免許だったあたしは「左脚でクラッチペダルを踏み切れる位置に」ってので体に覚えさせられたんだよね,最初.
 で,いくらか慣れてきた頃に AT 車で講習を行う枠があった.あたしはいつも通りに左脚を伸ばし,そこにあったペダルを踏み,そいつに合わせてポジションを取った.あとは枠の半分くらいの時間が経った頃に教官に気付かれ怒られ,自分も初めて気が付いた.「何で左足の下にブレーキペダルがあるんだよ!」と.ってーか指摘されるまで気が付かずに器用に左脚でブレーキ踏んでたあたしもあたしだが.あれは何だったんだろう.
 今でも自分の左脚の下にあるのがクラッチかブレーキかなんてのは意識に上らないねぇ.それでも体か頭のどこかはきっちり違いを認識して踏み分けてくれる.どんなものだって同じでしょや.「体が覚えるまで叩き込む」ってのは.
 ともあれ.人間が楽する方向にばかり考えていると,ロクな事にならんぞ.ゐや,「わかってる人間が楽をするための何か」なら良いんだ.「バカでも動かせるし,問題ありません」になっちゃうと逆に問題が出るぞ,と.車に限らず.そしてそういう輩は決まってこう言うんだ.「何もしていないのに壊れた/おかしな動きをした」と.

 結語:やっぱ AT 車は即刻滅びて良いんじゃないですかね(暴論



駄文の続きを読む もっと前の駄文を読む
駄文いんでっくす 最初のページに戻る