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小幌駅ノート管理記録

古い記事 (2015年度)

May23 /'15

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公私ともに忙しく駆け回っている内に,今年も一番良い季節が終わってしまいました・・・もうフキやらイタドリやらがわらわらと.はふー.

そういうわけで今日も徒歩行です.この時期は訪れる人も多く,駅前駐車場に車を停めて駅まで歩いてきた人ふたり,汽車でやってきて徒歩脱出した人ひとりと出会いました・・・

こちらは平穏無事に.何よりですよ.前回仕込み忘れた除湿剤を仕込んでとりあえずはメンテナンス終了.

ところでコンテナ内の温湿度計が湿度 20 %とか指示してまして・・・この時期は意外に乾燥してる? ちなみに温度は 36 度になってました.直射光がんがんで密閉されてればねぇ.

定点観測.駅でぼへーっと茶ぁしばいたりしてるのはあたしだけでございましたっつーか,駅は虫除け使っても虫が凄くて・・・海の方に出れば虫はいなくなるんだけど,今度は日影がなくてねぇ.

画面右上から左下方へ走る飛行機雲.駅の頭上を立て続けに2機通過していったうちの後者.欧州便の一部がこのあたりを通過するようで,航路や時刻からスイス国際航空 161 便,成田→チューリッヒと推定.機体はエアバス A340-300 の4発機ってことになるけど,雲は2条なんだねぇなどと・・・

追記:前者は KLM オランダ航空 862 便,成田→スキポール(アムステルダム)のようで.そちらの機体はボーイング B747-400 で4発機.写真をよーく見ると機体の近くでは4条,そこから後ろは2条に見えるので,繋がってしまう/そのように見えるんですねぇ.ちなみにどちらの便も日によって北海道の上空を通過したり,新潟から日本海を北上したりとルートが違うようです.

お前さん,前からこんなんだったっけ? とじろじろ見ていると・・・おおっ,LED 化されている!

手許の写真では昨年 12 月にはこの型に変わっていました.他の方の Report を当たると,10 月下旬時点ではまだ旧型の灰色ベースのもの.昨秋に駅各所の補修を行った際に一緒に交換されたようです.

うーん,気が付くのが遅い.

お前も LED 化かっ!

プヨヌプリの窓から遠くチカプセトゥシ.「小幌の果ての滝」も今年こそは再訪したい・・・と叫びつつ今年も時期が合わずダメでした.昨年も同じこと叫びつつダメでした・・・最後に行ったのいつだっけ.草とか汐とかの関係で,5月前半じゃないと駅からの徒歩では辿り着けないんですよぉ.どこかで無茶すれば話は別かもですが.

あたしは見慣れているけど,たまにはこういうモノも・・・というわけで美利加浜の奇岩のひとつ.中は空洞になってます.

最後に.駅ノートに Apr25/15 付けで林道ルートのショートカットに関して記述を寄せて下さった「H大・Yamamoto」氏のそれに関して.

あたしも以前からそのルートの可能性は知っていて探索を続けているんですが・・・あたしは雪解けから5月頭までの限定ルートと考えています.えぇ,仰るとおりに砂防ダム・岩屋観音経由ルートに比して楽で早いのは事実なんですけどね・・・なんとも人には説明のしづらいルートというか.

Jun7 /'15

 

前回から2週間ですが,ちょいっと所用にてやって参りました.

駅ノート等は平穏無事に.はぃ終了.今日の目的はこれじゃないんです.

今日の目的はこのへん.何だと問われれば・・・小幌駅近くの山中.

国道からの新規徒歩ルートのひとつとして以前から積雪期に探索に入ったりしていたのですが,この時期では明らかに通れない場所があるので深入りしたことがなく.しかし今年4月に「H大・Yamamoto」氏が「ここ通って来たよ」と駅ノートに書き込み・・・「まぁその時期なら頑張れば歩けるかなぁ,でもその他の時期は無理だよ?」とあたしがこの場でコメントしたのが2週間前の話.ところがその後動きがあり・・・いろいろあって通れるようになりました.

で,実際に歩いてみれば駅前駐車場~小幌駅が登りも降りも概ね 20 分弱.これまでの最短記録が降りで冬季 20 分強,夏季が岩屋観音経由で 30 分強,登りとなればそれ以上の時間がかかっていたんで,それが時期問わず使えるようになったとなればもぉ快挙で・・・しかも体力的にも最も楽だという.

ただし,それなりの装備が必要でロクな道じゃないし,明確な筋もないので迷いやすい.ついでに「靴底が濡れる」以上に濡れるんで,拙著「礼文華観光案内」のポリシーに従えば「通行不能」.大負けに負けても「特級」ルート指定です.そういうわけでルートに関する詳細な言及は控えさせて頂きますが・・・小幌駅ノートには概略の記載がありますので.もしくは現地を知っていて地図が読める方なら大体お察し頂けるかと.

で,無雪期に深入りしたことがなかったので今日初めて目にすることとなった鉄道省設置の敷地境界標.あたしが発見した限りではこれがふたつめ.

しかしふたつめが存在したってコトは・・・無雪期未探査のあのへんとあのへんにもあって合計4つ,もしかするとよく通ってるあのあたりの藪を分けるとさらにもうひとつ出てきそうな気がする・・・という感じで脳内地図にメモを書き加える音がカリカリと.

小幌駅と幌内の谷に通い詰めて7年になるけど,まだまだ知らないことだらけです.

駅に戻ります.

・・・まいまい.

南側の保線管理小屋前には枕木の切れっ端のようなものが転がってました.

そしてこんなところにも切れっ端枕木.補修作業の途中でしょうか.

よくわからないけど触っちゃならんそうです.

Jul25 /'15

 

夏になるとよくやる,仕事上がりからの強襲です.

この時期なので空にはまだ明るさが残っていますが・・・雨です.雨というか,雲の中に包まれている感じ.この時期の礼文華・静狩峠はしばしば濃霧に巻かれます.

そんな中,最終列車に乗車すると思しき釣り人2人組と遭遇.鉄道マニアと呼ばれる類の方とは遭遇しませんでしたねぇ,この日は・・・えぇ,某方面に向けた嫌味です.

限られた時間でいろいろやりたいことがあって,いそいそとお仕事.

室蘭本線のダイヤグラムが駅ノートボックスに加わりました・・・投げ込んだのはとある有志.あたしがぼろっと吐いた一言がきっかけで.

そしてノートの書き込みもたくさん.毎年のことですが,この時期は訪問者が増えます.ゐや,正確にはノートに何か残していってくれる人,かな.

繁忙期だというのに観光案内が何者かに抜き取られまして.

何で夜襲+雨なんて悪条件でも強行したかというと,こいつの復旧のためです.抜き取られたと思しき時期から1週間以内に「やられました」という報告は受けていたんだけど,薄い・・・くないような気がする本の制作のおかげで身動きがとれなくてね.ようやく行ける日になれば雨降りと来たもんだ.

何度も書きますが,観光案内冊子は一般頒布もしております.が,買えとは言わん.持って行くな.

そんなこんなで煙る駅.

文太郎浜・岩屋方面への駅出口.

例年では礼文華地区の方が草刈機装備で出張ってきて下さるんですが・・・今年はお休みか,もしくは追いつかないか.美利加浜方面もこんな感じでした.

とりあえず手持ち装備で軽く打ち払っておきましたが,これは道を知ってる or 踏み分け道に慣れた人じゃないと辛いわなぁ.

おまけ.今回の拾得物.

40 年前の日付になってますがさすがに現地で 40 年間放置されていたにしては綺麗すぎるので,最近落とされたものではないかと.しばらく保管しておきますので,心当たりの方がいらっしゃれば・・・

Aug2 /'15

 

そういうわけで今週もやってきました.

まぁこういう状況ですからね.忙しいだの,休みの日は部屋で寝ていたいだの,んなこと言ってられないわけで.

15 時のチラ見コース到着前の様子.この時期は毎年訪問者が増えますが,それでもやっぱり多いかなぁと.

まぁあたしも普段は「あんまり人と遭遇したくないし」っつって人のいない時間帯を狙っているってこともあるんですけどね.

こんな様子で.

あちこちに写植記号 BA-90 貼るの面倒なんで,高解像度の画像はありません.

こんな様子で(以下同文

さてさてコンテナの中身.平穏無事ですがフタのパッキンのギャップが更に広がってますなぁ.ここの部分の代替部品だけとか手に入るかなぁというか探してみますか・・・

・・・の前に,なんだか気になるデカブツが増えてますねぇ?

地元・豊浦町の「雨男」さんが制作された巨大入場券もどき.

日付はマグネットシート式で貼り替えられるようになってます.

裏面はこんな感じ.

15 時台のチラ見コースの方々が到着です.

っつーかピン出てませんねぇ,これ.

札幌発宇都宮行き,高速貨物 2050 列車.

北の大地の大動脈です故,チラ見コースの僅かな時間の間にも何本もの旅客特急や高速貨物が通過していきます.

「秘境」からの脱出用の汽車がやってきました.皆さんこちらでお帰りのようで・・・

でまぁ結構な人出なわけですが,あたしが目にした最大級の混雑にはまだまだ及ばないわけで.ゐや,そんなにしょっちゅー人が溢れていても不気味なんだけどさ.

ちなみにこの汽車で降りたのはふたり.後に海から親子連れが3人ほど上がってきましたが,皆さん 18 時の汽車でお帰りになられましたとさ.

どうやら自転車旅行の最中に立ち寄られたご様子・・・という荷物.

先週まで凄いことになっていた岩屋・文太郎浜方面出口.礼文華地区の方が草刈機装備で来て下さってこの通り.って,写真じゃよくわからんな.

オアラピヌイ・美利加浜方面もこの通り!(ツッコミ待ち

18 時の汽車も出ていき,宵闇迫る駅.誰もいなくなってしまいました.どーせ駅から離れないなら,夜も楽しいのになぁ.

Aug7 /'15

 

番外.なんだか皆さん海岸で混乱しているようなので,ここらで再度整理.

まず,駅から一番近いのは駅真南にある小石の海岸「文太郎浜」.文太郎さんが民宿やってたから.今でも建物の土台が残ってます.かつての海水浴場ってのもここじゃないかと.

一番近いところを差し置いて,何故か多くの人を呼び寄せるのが駅から 20 分歩いた岩屋(岩谷)の入り江.洞窟やら観音やら船着場やらがあるあそこ.

立岩を見下ろす崖を降りた小石の海岸がオアラピヌイで,その隣の砂浜が美利加(ピリカ)浜.出典は大正時代の地図.こっち方面に降りていく人はなかなか見かけませんねぇ.

で,よく言う「小幌海岸」ってのはどれなのか.ゐや知りませんがな.人によって文太郎浜を指してたり,岩屋の海岸を指してたりで.ある意味駅から素直に歩いていける範囲にある先述の全てが「小幌海岸」なんじゃないですかねぇ・・・?

Aug8 /'15

 

(前略)夜襲(後略)

さーて,コンテナの中身はというと・・・

観光案内が早速持ち去られました.礼文駅に「試食版」を置いていたんだけどそっちも抜き取られ,これで総計・・・えーと,14 冊くらいが持ち去られたことに.途中からは持ち去る価値が低いようにいろいろやっていたんだけど,それだけじゃなくて呪詛を仕込むくらいじゃないとダメだなと決意.

日付マグネットを付けて使うんだけど,見てると付けないで記念撮影している方が大勢で.何か簡易的に対策打ってくるかー?と制作者氏に相談を持ちかけたのが,この前の晩の話.

ジェバンニが一晩でやってくれました.朝っぱらからバージョンアップ版に差し替えに来てくれたそーです.

裏面もバージョンアップ.

こんなものが仕込まれていました.

裏面はこんな感じ.

ううっ,湿度高いなぁ.人が来るようになってパカパカ開けられているからってのもあるんだろうけど,何かしら手を打たないとダメかなぁ.

ありゃりゃ.ラベルが剥がれかけてる.

さてさて駅周辺.小幌駅構内に限らず,ここら一帯にレール締結部の修正が行われていました.ナットがぴかぴか.

ふむ・・・

ふむ・・・

ふむ・・・

なんというかこう,人が来るようになったためかあちこち壊れて,そのおかげで一層趣のある風景になっているというのは面白いようなそうでないような.

何だろう,これまでが「秘境」で,現在は「ひなびた場末」?

今日の拾いモノ.ここに通うようになっていろんなものを拾得したけど,これは・・・・・岩屋の入り江で夜釣りをする人あたりが落としていきましたかね? とりあえずこいつは撮影後スタッフがおいしく・・・という気にもなれず.いずれにしても喰いモノをその辺に放置するわけにはいかないので回収.はぃ.

Aug9 /'15

 

昨日も来たような気がするが!というわけで再び.

同行者に道案内しつつ小幌駅前駐車場から徒歩約 20 分でサクッと到着.9時半の汽車が出ていった後の様子です.

「なぁ,なんか注目されてないか? 俺のスキンヘッドがそんなに珍しいか?」「ん?注目? ・・・されてるかい?」

まぁ本当に注目されていたとすれば理由は明白なわけですが.汽車に乗ってきたわけでもない,まして「駅出口」の方からやってきたわけでもない.山の上の方からどこからともなく突然現れた鉈女御一行様となれば・・・ねぇ.

でもそれなりの装備と慣れがあれば徒歩突入は大したことでもないのよん?

ともあれ,コンテナのラベルを補修.コンテナ本体丸ごと更新を検討した方が良いような気もするんだけど,なんか先々不透明だしなぁと.

おまけに昨日の今日では観光案内は用意できず・・・

昨日はここ(写真上方)壊れてなかったよねぇ!?

なんというか・・・・・

貨物は良いね・・・というわけで隅田川発札幌行き,高速貨物 3059 列車.

朝居た方々は 11 時半の汽車でお帰りに.入れ替わりに数分の停車時間を要して吐き出した十数人がご来場・・・・・したんだけど,なんだか揃って岩屋観音方面へ行かれたようで.「人多すぎ」「混雑する秘境」と評判の昨今だけど,やっぱり「利用しにくい」タイミングだときちんと通常モードに戻ってくれるんだなぁと.

岩屋観音方面から帰ってきて,巨大入場券と共に記念撮影.ちゃんと日付の入ったモノです.

他方,駅ノート管理人と愉快な仲間達.根が生えて帰るの面倒になってます.

颯爽と通過する 13 時台の普通列車.こいつが停まってくれればねぇ・・・というか昔は停まってくれたんだよねぇ.あたしが初めてこの駅を訪れたとき,このスジに乗ってきたんだもん.でも当時は代わりに 15 時台の東室蘭行きが通過だったような・・・?

拙著「礼文華観光案内」にて,トンネル間の距離を約 80 メートルとした根拠がコレです.ご確認下さい.

札幌発隅田川行き,高速貨物 3056 列車.

15 時台のチラ見コースの方々がお着きです.

この後の 5009D 「北斗9号」ははっきりわかるほどの減速モードで小幌を通過していきました.

それまで滞在していた人々を全て吸い込み,数秒だけホームに降りて再び離れる旅人を引き続き乗せ,新たに7名のお着きを置いて,1540 の汽車が出発.

日が傾く前にあたしも脱出です.えぇ,徒歩ですので.

Aug21 /'15

 

拙著「礼文華観光案内」ですが,東京の書店(COMIC ZIN),ならびに豊浦町郷土研究会では在庫が払底した状態になっています.私の手許にもごくわずかしか残っていません.特需ってやつが来てしまったようで・・・

現在増刷を手配しており,9月上旬には頒布を再開できる予定ですが・・・すみません,値上げさせて下さい.これまで在庫していたものを刷ったときから消費税増による印刷料金の値上がりがあり,また今回は量産することが難しいために単価を下げることができないためです.その代わりに増刷分には4ページの追補を加筆しています.

追補部分は旧版をお持ちの方向けに無償公開の予定です.しばらくお待ち下さい.

また,豊浦町が小幌駅に関する Page を制作・公開しましたのでご案内.

なお,当 Site や豊浦町の Page ではトンネル上の斜面から撮影した写真がありますが,現在は立ち入りが規制されています.ご承知置き下さい.

Aug27 /'15

 

なかなか忙しく,現地に足を運べない管理人です・・・最後に行ったとき以降,いろいろと無粋なものが出現したりとしているようですが.人が多いという意味ではなくて.

さて,先日 22 日の室蘭民報朝刊が駅存続の可能性について報じました.こっちのニュースはなかなか浸透しないようなので,次回メンテナンス時に新聞のコピーをコンテナに突っ込んでこようかと.

駅ノート「ろくさつめ」の稼働に伴い「ごさつめ」の正本を回収しております.こちらは9月中に謄本を作ってコンテナにブチ込む予定ですのでしばらくお待ち下さい.

拙著「礼文華観光案内」の 2011 年発行初刷分をお持ちの方向けに,「追補」を公開しました.こちらからご利用下さい.2015 年 8 月下旬以降に頒布する「ちょい+」には追補のページが付いています.

Aug29 /'15

 

月に4度も来るなんてこれまでに体験したことのないことだけど,それでも久々に来たような気がしてしまう.このところの注目のされ方のせいだろうね.

てわけで東京出張の飛行機に乗る前の朝駆け.部屋から礼文華まで(道警に怒られない程度に)ダッシュで駆けつけ,駐車場から駅まで駆け下り,駅から駐車場まで駆け上がり,礼文華から新千歳空港まで(道警に怒られない程度に)ダッシュで移動というトンデモスケジュール.

ちなみに小幌駅前駐車場から駅保線管理小屋まで徒歩約 14 分という最速記録を打ち立ててしまいました.ふつーに歩いてこれだから,トレイルラン的な攻め方をすれば 10 分切れるかもしれないねぇ.

して,これは?

これは・・・

これまた・・・

ってまぁ,他の訪問者の写真なんか見て,16 日から 17 日頃にかけて次々設置されたものだってのは知ってたんだけどね.人が少ないうちなら見て見ぬ振りもできようが,多くなってくると看過できなくなってくることってのもそりゃあるだろう.

だがここのロープの張り方に関しては抗議申し立てたい!

北側保線管理小屋の軒下って悪天候時の重要な避難場所なのよ.南側小屋の軒下では風雨が強いと濡れるけど,北側の軒下では濡れたことがない.まぁ本当に悪天候に見舞われた非常時なら構わず突破するし,ここにロープを張った意図も理解はしよう.だが他には杭打ってロープ張ったところもあるよな?な?

無粋だなぁ・・・とは思いつつも.うん,確かに危険な輩が目立つんだわ.特にチラ見コースの時間帯に.あんたら他の駅や線路脇行ってもそこまで限界攻めするのか?っつーのが.

あたしはまだ現物に出会ってないけど,この看板設置以降,チラ見コースの時間帯に保線諸氏が警備に立つそうだ.先日までは朝の寝台列車通過時間帯にもいたとかいなかったとか.ご苦労様ですや・・・

ところでほとぼりが冷めたら全て撤去希望なんですが.ゐや,無理ですよね.

風雅な訪問者氏もいたもので.

あらら.なんだかコンテナの中が凄いことになってます.整理しましょう.

ちなみに駅ノートはあたしの不在中にエージェントを送りまして,Aug16 から「ろくさつめ」になってます.このところの騒ぎのおかげでノートの進みが早いの何の・・・確かにこの時期は毎年進みが早いんだけどさ.

ゆるゆるになっていたパッキンも,手許に使える交換部材があったので交換.いい感じの乾燥状態が戻ってきました.

ところで内側に張られた銀テープは? ・・・この日はあまり時間もなかったので,ちゃんと見てきませんでした・・・

室蘭民報のコピーを仕込んできました.

さて,再び駅周辺・・・

何 故 壊 れ た .

吹き飛んだ踏み板と思しきブツが近くの藪の中に打ち捨てられていました.

再び問うが 何 が あ っ た .

こちらは駅周辺の某所.測量に使う杭のようなものが打ち込まれましたが,何か始まるんですかね.この日ざっと見た限りでも駅周辺に3本は立ってましたが.

おまけ.この日は実はカメラを手に「散歩動画」を撮りながら降りてきてまして.そこからスチルを1枚.駐車場から 14 分ってのも,動画での実測です.この格好というか装備でそういうことができる程度のヤマですがね,小幌駅なんて.

・・・というのはある程度山歩きに慣れた&それなりの装備のある人向けの話.よい子は変な道歩くんじゃなくて,岩屋観音経由だよ!

ちなみに動画はぬこ動に上げるつもりだったんだけど,いろんな意味で公開できなくなってしまいました.(以下はお察し下さい)

Sep6 /'15

 

はぃ,みなさんこんばんは.小幌駅ノート管理人,水瀬雅美です.今日は小幌駅に(ほぼ)1日貼り付いて,その混雑状況を報告しますよ.

ゐや,なんだか最近アクセスが多いみたいなんで滅多にやらないログ解析掛けたら「小幌 混雑」で検索掛けて飛んでくる人が多いようなので.

とりあえずこちらが朝7時頃の駅の様子.誰もいません.無茶苦茶混雑してると噂になっていますが,ひどいガセネタもあったもんです.

なに?そもそも一番列車が来る前だ? 確かにそうですね.それじゃあ何故あたしはこの時間にここにいるのかと問われれば,まぁ駅ノート管理人ですから・・・あー,誤解のないように書いておきますと,駅にキャンプ張ったとかじゃないですよ? 前夜はちゃんと自分のベッドで寝ましたよ? 朝6時くらいから駅に入ってましたけど.

ちなみにテント張るのにちょうど良さげな南側保線管理小屋前は3年前の改築工事時にバラストを一面にぶちまけられまして.その後遺症でペグは一切刺さりません.snowpeak のソリッドステークを無理矢理ハンマーで打ち込むくらいのことをすればあるいは・・・

一番列車が出ていった直後の様子.警備員3人を含め,画面外にも人がいるので・・・えーとまぁ大雑把に 20 人くらいが降りてきました.一番列車を迎撃してこれほどの人が降りてくるのを目撃したのはさすがに初めてですねぇ.

というところで駅の様子を少し.まずは先日踏み板の抜けた踏切.

注意です.注意が必要です.ぷりーずうぉっちゆあすてーぷ!です.

まむしーまむしー 夢があるの? えぇい,誰が「よく訓練されたミルキアン」だ.

ともあれ,南側保線管理小屋付近にこんな注意書きがたくさん.聞けば先の Aug31 に朝から午後にかけて南側保線管理小屋近くでマムシがひなたぼっこしていたとか.写真で見ると腹が膨れているのがまたキュートですね.ともあれ注意が必要だそうです.ぷりーずうぉっちゆあすてーぷ!です.

そうこうしている間に二番列車が到着です.

一番列車で降りてきた人たちのほとんどを乗せ,新たに吐き出されてきたのが・・・えーと面倒なので大体 15 人くらいってことにしておきましょう.

というところでこちらは駅ノートコンテナ.石が増えました.

中身に関しては一番列車到着前の確認時点で記念撮影用の巨大入場券が日付マグネットの箱ごとドロン.

あー,持ち去った犯人に告ぐ.犯人に告ぐ.地獄に堕ちろ.

コンテナにクラックが入ってしまいました.しかも同じようなものが四隅に.先月まではなかった気がするんだけど,ここに来て蓄積した劣化が一気に表に出てきているのかもしれませぬ.早急に新しいコンテナを手配して更新することにします.

三番列車.

使用前.

使用後.

警備の人を含めてほぼ全ての人がクリア.新たに降りてきた人は・・・6人くらいだったんじゃないかな.てきとーでいーっしょ?

Twitter 上でナンパしたお嬢さ(げふんげふん

えー,ただいま不適切な表現がありましたことをお詫びして訂正いたします.

とあるお嬢さんがこの日の三番列車で小幌駅を訪ねて来るという話を Twitter に投げ込みまして.それをたまたま目にしたあたしが,道案内ついでにお茶会に招待しました.写真はその様子.って何が何だかだ.

ちなみに左のオレンジ色はお嬢さんの持ち込んだメロン.右の方で袋詰めになっているのがあたしの黒砂糖.これが圧倒的な女子力の差というやつか.

四番列車= 11 時台の汽車が出発.やっぱりそれまでいた人々をほぼクリアして,新しく降りてきたのがざっくり 10 人ほど.

四番列車の後はあたしを含めて全員が岩屋の入り江ほかの浜に移動してしまい,駅にひとりも居なくなった時間帯というのが存在しますがそんなことはさておき.

駅周辺には「状況証拠的に,かつてここに送電線が張られていたんじゃないかと思うんだけど,そういう資料も何もなくてどうにも確証が持てないんだよなぁ」って案件が転がってまして.転がってたんだけど,そんなあたしの推測を裏付ける遺構をようやく山の中で発見しまして.

ってーかどこから見てもこいつは立派な樹です.電柱なんかじゃありません.本当にありがとうございました!

オアラピヌイ・美利加浜方面への道が,気が付けば見事な刈払い状態に.

こちらはトイレに貼ってあったもの.

そうか.どこの誰だかわからないがとりあえずオメデトウ.

混雑の大本命,15 時台のチラ見コース到着後の様子.降りてきた人は再びやってきた警備のおっちゃん除いてざっくり 35 人.

とっころがチラ見コースがお帰りの後はこの通り.警備のおっちゃんしか残っとらんやん! ゐや,正確には画面外に数人残っているんですが・・・

ちなみに先日までは長万部駅から保線の人が出張って警戒に立っていたそうだけど,Sep5 からこちらの警備会社の人々に交代になったとか.混雑する7時~9時台,それに 15 時台のチラ見コースの時に出張ってくるそうな.え?チラ見コースが帰っても警備のおっちゃん残ってるって? えぇ,なんだか諸処の事情により帰るのは 18 時台の汽車なんだそうです.これからの時期,幌内の谷は夕方から急激に冷え込むわ霧が出たりするわと結構苛烈な環境だったりするわけで,どうぞ防寒しっかりご自愛下されと・・・

あたしも,暗くならないうちに駅を脱出です.

おまけ.恐らくはチラ見コースで来た人が,コンテナ内に投げ込んだ紙片.室蘭民報のコピーを入れたファイルに一緒に収めておきました.

Sep12 /'15

 

というわけで今日は痛んだ駅ノートコンテナの更新です.4代目になります.

で,どうやって現地に搬入するのか.これまではいつも汽車を利用していたんだけど,昨今の状況で夕刻以降の2本以外には乗りたくない.些末ながら売上には貢献したいんだけど・・・ということで徒歩入り,最終列車で下山という折衷案的なスケジュールに.

そしてこんな感じでザックに括り付けて担いできました.登山用というよりバックカントリー向けのザックなもんでなんかいろいろ(良い意味で)変な構造してるんですよねぇ.使い始めて結構経つのに今でも時々「こんなところにモノを括り付けられるぞ!」ってなギミックを発見してみたり.

雨こそ降らないモノの天気の悪い日.さぁて駅の様子はというと・・・これまた「以前までの姿」とも「最近の様相」とも異なる雰囲気.豊浦町の町長以下町議会代議士ご一行様,それに北海道新聞&室蘭民報(50音順)の記者氏だそうで.

既に報道されているとおり町での駅管理が検討されており,その是非が問われているところ.岩屋観音などの観光振興策とあわせて総出で現地視察のようです.

最近よくやる「仕事上がりからの強襲」でやってきたんですが,妙な日の妙なタイミングに突入してしまいましたね・・・

先週,観光案内が早くも痛んでいるのを見て新しいのを刷ってきたのですが・・・コンテナに入れていたモノが持ち去られており,めでたく inclement.

どういう呪詛を仕込めば効きますかねぇ・・・

チラ見コース滞在中のワンカット.一時期は減速運転していたこのスジですが,警備員が配置されるようになってから元通り.前日の台風接近の影響か貨物列車もいつもより急ぎ足の様相.「これが赤熊の本気か」というほどに.

ところで警備氏が列車利用人数を記録してまして,この日のチラ見コース時間帯滞在人数は 50 人台後半だったそうで.

チラ見コースのお帰りで人もぐっと少なくなったところで,お仕事開始.

新旧並べてみたところで,その色の違いにあたしも驚いた.

文字の大きさはそのままでラベルの大きさだけを小さくしてみたんだけど,なんだか良くない方向に雰囲気が変わってしまった気がする.

踏切は修復されました.

この紐みたいなのはなんだぁ?と,よく見てみれば蛇の抜け殻.当地でお目にかかるのは 10 年以上ぶりになります・・・

他の方の Report で「トリカブトの花が咲いていた」というものが.一緒に写ってた葉が全然違うものだったことから「???」と思っていたのですが・・・・・えぇ,確かにトリカブトでした.別の植物が絡みついていたのね.

こちらはエサマニカルの崖.先日の大雨によって下の方が広範囲に持って行かれました.撮影地点はハシゴのちょっと下あたり.2010 年の崩落場所に草が生えて歩きやすくなってきていたのにねぇ.まぁ一番下はどうにもならなかったけど・・・ってかどうなるんだろ,これ.道付け直すにしても崩落が広範囲なもんで降りられる場所が残ってるのか?という.

なお,この件によりオアラピヌイ・美利加浜方面のルートは「初級」から「通行不能」に種別変更です.

岩屋観音の上の沢,ルートの下から約 1/3 の地点.沢の合流地点から少し上.この倒木,以前は頭の上を渡るようにして倒れていたのですが・・・上から落ちてきたのは結構前の話だっけ? 今回は大雨による増水で流されてきた何かが当たって,折れた模様.

この下の方は木の枝が堆積して歩きやすくなってたり,上の方は土が流されて「こんな岩場だったっけ?」「地形変わってない?」ってな状況に.

長く見続けていると,いろんなものが変わっていきます.ほんと.

七番列車の到着.この時期は列車のある時間帯にしっかり日が暮れてくれて,しかも強く冷え込まないため,「夜の小幌駅」を体験したい向きにはお薦め.しかも誰もいないという.

とっころがまぁ露出を間違えるとこんなわけのわからん写真になるのですが.

駅廃止になったら,夜を楽しもうと思ったらここにキャンプを張るしかなくなっちゃうんだなぁ.さすがに暗くなってから山の中を歩く気にはならないし.足下的な意味じゃなくて,野生動物的な意味で.

Sep23 /'15

 

そろそろノート交換が必要なような気がしたので来てみた.

一番列車の到着前に誰もいないのはいつものこと・・・と思いきや,この日の午前1時でノートに書き込みが.この時間に来て「一番乗り」でなかったのは初めてですわ・・・ゐや,海で釣りしながらキャンプ張ったりしている人がちょろちょろいるのは知ってたけどね.

そういうわけでこの後,美利加浜にテントが張られているのを発見するのでした・・・

巨大入場券はちょっと小さくなって復活.

ノートケースは劣化で壊れてしまいました.コンテナもノートケースも,交換して2年くらいだったか.そのくらいが限界のようだねぇ.

「実はこんなこともあろうかと密かに新しいノートケースを用意していたんだ」「S田さん!(感嘆)」

しかし傷んだ「駅ノートいっさつめ」謄本の代替になるモノなんぞはさすがに用意しておらず.表紙がダメになっただけのようなので,一旦引き上げて修復です.

Aug29 に室蘭民報のコピーを入れたケースの裏面に,今度は北海道新聞のコピーを仕込みます.

大事なことなので.

先日の大雨で通行不能になっていたエサマニカルの崖.昨日から今日に掛けて復旧工事が入ってなんとか通れるようになりました.ちなみに左手の方に続いているのがこれまでの道.上から真っ直ぐ下りてくると崖から真っ逆様という罠.

ってーかここのロープも張り方がアレなので,もっと上の方の樹にホールド用の補助ロープを渡さなければならぬような・・・まぁ仮復旧ってところですかねぇ.

前々からスパルタンだった最後のアプローチ部分はこんなことになってます.軍手と登山靴装備でどうぞー? 傍目にはアレだけど足場はしっかりしてるんでだいじょーぶ.本当に酷いのはここからちょっと上の方.そのうち固まってくれるかねぇ・・・? 左右に落ちたロープは今回ダメになった旧ルートの残骸.

ちなみに左手に写ってる橙シャツのおっちゃんが道復旧の立役者.喝采ー!

引きで見るとこんな感じ.土砂崩れ面のてっぺんやや右手が,先の「崖下真っ逆様」ルートの出口.

2010 年夏にも,今回ほどの規模ではないけどルート変更を伴う土砂崩れがあった場所でして.こっちの写真は 2010 年秋,ルート復旧直後の様子.比較にどうぞ,っと.

背丈以上にある草の間から海が見えたとき,最初に感じたのは「あれ?海が遠い」でした.遠近というより,高さ的な意味で.

というわけで文太郎浜も酷い酷い.先日の台風による高波で侵食・・・もそうなんだけど,地面が下がってるんですが.ここは丸い石の海岸で,砂が露出していた記憶はないよ? ついでに「密漁ダメ,ゼッタイ」な看板までどっか行っちゃってる.

あ,ちなみに台風の後にチリ地震による津波なんかも来たけど,そっちのせいじゃなさそうです.地震の前に既に崩れていたという Report が入ってきてるんで.

このあと駅から人が何人か降りてきたけど,みんな石垣の上から写真撮ってました・・・そうか,ここは一般には登り降りが困難な場所なのか.平然と登り降りしてしまったけど.

カマナタモイ・・・・・岩屋の入り江.おいおいこっちもびみょーに地形変わってるぞというか,海岸にあったでっかい岩がどっか行っちゃったぞ?

え?津波じゃなくて? ところが地元・礼文華の方に曰く「津波は知らんけど,台風の高波はほんと凄かったぞぉ.なんかこっちの海岸にあった岩も前より傾いてる気がするんだよなあ」

むむぅ・・・

前日のこの場所で滑落事故があったという報告が駅ノートに.余程打ち所が悪かったりしない限り死にはしないでしょうが,痛い目は見ます.

例えばここを通る人が非常に低いけど一定の確率で足を滑らせるとして.そこで事故が起こるか起こらないかという話を論じた場合.人が少なければ事故が起こる確率はほぼ0に近い.ところが人が多くなれば可能性はどんどん積み上がる.こういった場所に慣れていない人や装備だったならそもそもの確率が上がる.

人が増えるというのはそういうことなんだよなぁと,改めて.なお,滑落者は大事なき模様でなにより.

気を取り直して駅へ戻る.

うん,貨物はいいね・・・じゃなくて.この日は「最近では見慣れた程度の人出」だったけど,前の日までの連休期間中はそれを更に上回る人出だったとか.夏休みが終われば落ち着くと思ってたんだけどなぁ.

11 時台の汽車を見送った後,新しい駅ノートを仕込んで下山です.6冊目は一旦回収,後日謄本を置きに来ます.

これまで1年に1冊ペースだったノートが,6週間で終了って・・・

Oct10 /'15

 

敢えてチラ見コースの汽車でやってきました.人出は大分落ち着いてきたようですね.

でっかいカメラを担いだ人は午前中から入っていたテレビ局の取材だそうで.保線氏は警備氏と一緒にやってきて,徒歩ルートがなんとかとしきりに.何かと思えば「汽車が停まって駅に何かあった場合,歩いてこなければならないから」とのこと.過去にそういう実例があったかはともかく,徒歩ルートの存在と利用の可能性は保線区でも知られているようで.夏と冬,少なくとも自分が踏破した全てのルートに関して解説してきましたとさ.

観光案内の表紙が脱落してしまったので再製本.

巨大入場券は行方不明になってしまいました.他の方の Report と突き合わせると,Oct4~Oct10 の間の犯行.なんだけど今度の犯人は日付マグネットを駅ノートコンテナに残していくという間抜けっぷり.とりあえず製作者に報告,日付マグネットも回収です.犯人に関してはもぉ呪われろ以外の言葉もなく.

前回一旦回収した駅ノート「1冊目」の謄本もコンテナに戻します.

今度は「4冊目」の表紙が脱落してしまいました.一旦回収.

前回差し込んだ北海道新聞のコピーも,その後の同紙報道に一貫性がないことから抜き取ります.廃止撤回ではなく,あくまでも「3月廃止予定だが存続に向けて協議中」のようです.

チラ見コース帰りの汽車が到着.紅葉にはまだまだ早いです.

保線氏はこの汽車で下山.警備氏とカメラ氏は残ってお仕事継続.

Aug9 に「あらら割れてしまったねぇ」と報告した踏み板.こんなんなっちゃいました.人が増えて以降あちらこちら壊れているけど,「人が増えた」って理由だけでこうも壊れるものなのかい?

前回来たときはオアラピヌイから美利加を遠く覗いて引き返してしまったために気付かなかったんだけど・・・「なんだこれぇ?」なコトになってしまった美利加浜の築堤.先月の高潮でやられたのではないかと.

土台部分に,上の部分のブロックを乗せただけの構造だったのかねぇ.画面右手の突端部分は陸側に倒れ,画面手前の部分は海側に落ちてます.築堤の中は台地状になってたんだけどその中の土はみんな洗い出されて・・・駄目押しに上から崩れてきたようで.

っつーか砂浜だったハズの美利加が玉砂利の海岸に変貌してるんだけど!?

取材中のカメラ氏.

日が暮れるのが早いので,お手軽に夜の小幌駅を体験するにはいい時期です.さほど強く冷え込むこともないので.ゐやそれなりには冷えるんだけど.

駅であることを示しつつ,星を撮ることの難しさよと.ついでに機材不足もあってバルブができず,やむを得ず感度を上げると今度は偽の「星」が出現するという.新月が近いこともあって,肉眼では天の川も綺麗に見えるんですけどねぇ.ただ,天の川自体は夏の方がはっきり見えるそうで.銀河中心が射手座方向なもんで.

こんな感じで・・・わかりますかね.

そして,駅の夜は更けゆくのです.

Oct11 /'15

 

昨日はよく晴れて夜は冷え気味でしたが,今日は雨の匂いと生暖かさの朝です.おはようございます.

上空の雲の流れはこの時点では北東へ.その後北へ向きを変え,二番列車が出る頃には北西へと変わっていましたとさ.低気圧が接近中なのです.

そんなこんなで一番列車が到着.連休の中日というコトもあってか人は多めですが,一時期に比べればこれでも半分.大分落ち着いてきましたね.

ところで始発列車到着前から堂々人がいても驚かれないというのは・・・警備氏には「こいつはいつ何時どこから駅に入ってきてもおかしくない」扱いで覚え目出度いのでさておき,廃止騒ぎ前に一番列車を迎撃したときは(降りてきた人がいれば)大いに驚かれたんですけどねぇ・・・

驚かせるのが楽しみでもあったんですが(え?

「昨日の今日」なので,これといって変化もメンテもありません・・・二番列車が到着です.

そうだそうだ,これがあった.ホーム下の沢.以前はこんなえぐれ方はしてなかったんですけどねぇ.

プリンタで印刷したモノをラミネート加工してあるんですが,上のハトメ部分あたりから水が入ったのか,中に水を湛えてしまっています.

下のハトメ部分から出ていったりは・・・しないんですねぇ.

「人が押し寄せて,もぉ秘境でもなんでもねぇ」なんてぼやく向きを時々耳目にしますが,それを言ってしまえば鉄道でさくさくアクセスできる時点で「そもそも秘境なんかじゃない」んですよ.ここは.物珍しい駅ではあれど.

以前から通い詰めている身としては,現在のこの状況すらも興味深く,時に微笑ましくもあるのですが・・・・・本音を言えばブームは去って欲しいかな.しかしそれはそれで現状と今後に照らして悩ましく? そういう意味では確かに今日の状況は「秘境」感薄いわな.

三番列車が到着.あたしもこれで帰ります.この後まもなく雨が降り出し,隣町から当地に来る予定だったトレッキングツアーは開催中止になったとか.

Oct15 /'15

 

あたしの他には誰もいません.駅にも,浜にも.

どーせ一番列車が来る前なんだろうって? ゐやゐや,これ三番列車が出ていった後の光景ですよ.ふつーに昼間ですよ.あたしを除いて,一番列車で2人,二番列車で3人の訪問者が居たのですが,皆さん三番列車で下山されまして・・・

何ヶ月ぶりだろう.昼間でも駅に人がいない時間帯ってのはあったけど,浜にもいないってのは本当に久しぶりだ.平日だからってこともあるんだろうけど.

さてさてノートは・・・おりょりょ.ノートケースにも書いてあるけど,縦向きに入れておくんなまし.そっち向きだとちゃんと入らねーんっすよ.ついでにコンテナはちゃんと閉めておくれやす.フタが開いてて中が結露してるですよ・・・とりあえず拭いて,っと.

どなたが付けたか.ヱビスのアレっすね.

気の利いたチャームってコトでしばらくこのままにしておきましょう.

外に出して干します.ノート4冊目の謄本も,表紙を付け直してコンテナに復帰.

これ,彫ってあるんだとばかり思っていたけど,その割には短期間で薄くというか消えてしまって・・・・・ようやく気付いた.これ彫ってあるんじゃなくて,鉛筆で書いてあるだけなんだ.そりゃあ消えますわなぁ.惜しい.

四番列車ではざっと 43 人の団体さんがお着きに.へぇ「ロープウエイなんかをやってる会社」のツアーご一行様ですか.それはそれは・・・・・そこ,白々しいとか言わない.はぃ知ってました.この便で団体さんが来ること知ってましたー!

ガイド責任者の人とは以前にもこの地でお会いしてるハズなんですが,こちらからは「多分そうだよなぁ」で,先方からは恐らく初対面扱い.まぁ世の中そんなもんです.拙著「礼文華観光案内」50p にそのあたりの昔話が.

団体さんは「徒歩で脱出するツアー」のために駅には長居せずサクッと移動.またひとりになって,なんだかようやく駅に日常が戻ってきた感じがするなぁと.

まぁこちらもそろそろ下山です.なにせ昼飯を持ってくるのを忘れました故(爆

おまけ.駅の近所で今日初めて発見した,古い石垣の跡.前々から何か怪しいとは思ってたんだ・・・

7年半通い詰めて歩き詰めて,まだ発見がある.まったく飽きないところですわ.

Oct24 /'15

 

今年は紅葉が少し早いようで.恐らくこの週末が最後だろうなぁというわけでやってきた土曜日なのですが・・・雨です.ちなみにこの次の日は雪だったとか.

こんな感じで・・・まぁ別に紅葉が特に綺麗だとか,そういう場所でもないんですよね.紅葉しない樹木も多くて.

そして諸般の事情により,今回は「定点観測」画像はありません,っと.

悪天候の日に強行メンテってコトは? はいそうです.めでたく incliment です.前回 15 日に来たときには無事だったのですが,17 日昼には既になかったという報告を受けておりまして.

最近では鉄道ファンの一類型として「盗り鉄」という言葉もあるらしいけど,アホ言っちゃいけない.そいつは公共の用に供すべく設置した物品を窃取・横領するただの窃盗犯だ.

何故か一部分だけ煤汚れが払われた駅名標.

天気も悪いのでささっと下山です.

Nov12 /'15

 

紅葉は終了.

オンシーズンが終わったためか,正式に今年 10 月ないし年度末での廃止が撤回されたためか,人出も大分落ち着きました.

して,今日のお仕事はこれ.駅名標の脇に吊り下げられてるやつ.

9月頭,10 月頭と立て続けに持ち去られた後,懲りずに最近設置された3代目.隠して持ち帰れないように敢えて大きくしたそうなんだけど,コンテナに入らなくなりまして.それなら試しにコンテナをちょっと大きいモノにしてみるかと.以前から少し考えてたんだよね.特に冬場,大きいコンテナの方がいいのかなぁ?とさ.

というわけでコンテナ新旧比較.

手元に届いたときは「なんだこの圧倒的存在感は!」と思ってたんだけど・・・

実際に設置してみるとそうでもない?

中身はこんな感じです.スッカスカ.

湿気の気になる季節は過ぎたので除湿剤は撤去します.

当面の廃止が回避される旨,発表されたので新聞記事のコピーも撤去です.

もうひとつ.当面廃止の危機が去ったこともあり,どなたかが描いてコンテナに納められた風景画も撤去させて頂きます.手許に保管しておりますので,心当たりの方はご連絡頂ければお返ししますので・・・

さて,駅周辺.霜ってます.

一番列車到着後まもなくの様子で,コンテナ内の寒暖計では氷点下2度を指してました.真冬でも(寒暖計の指針は)このくらいのことが多いので,雪が降る前としては大分冷えた朝だったようです.

白いのです.

凍ってます.

しかしいずれも二番列車到着の大分前に融けて「ただ濡れてるだけ」になってしまいました.

シカの足跡.

・・・は良いんだけど,こんな駅の近くで大型哺乳類の活動跡を目にしたのは初めて.駅近くというより既に「駅」ですよ.ここ.

いろいろ考えさせられるところあり・・・

Nov29 /'15

 

11 月も終わりということで,明日から駅ノートコンテナは冬季営業の場所に移動します

昨年までと同じ場所ですが,諸般の事情により具体的な場所は今回は伏せておきます.警備氏も「線路に近寄るんでなければ」ということで大目に見てくれていた,あの場所です.

さて,定点観測.雪が積もりました.

・・・が,あっさり消えました.まぁ道南の「暖地」ですので.

すっかり周囲の見通しも良くなり,国道の灯りが見通せるようになりました.本格的に雪が積もれば更に見通しが良くなるのです.その代わり,スノーシューがなければ駅から一歩も動けなくなりますが.

コンテナの中身は・・・んんっ?水滴?

結露だ!っつーか浸水だー!

いろいろ調べてみた結果,先日のコンテナ大型化に伴うものである様子.コンテナのフタが大きさのためか一部に歪みが発生しており,気密性が保たれていない様子.小さいコンテナでは発生したことないんだけどなー.個体差というよりも製品設計の問題っぽいなー.

浸水していることからも除湿剤では追いつかないと判断.そもそも気密性がアレなので,次回メンテナンス時にフタのパッキンをどうにかする方向で.

さて,駅周辺.

チラ見コースの帰り列車に日高線用の 40 が入ってました.最近見かけなかった気がしますが,まだ活躍してたんですねー.ってか写真がびみょーに動体ブレ起こしてるような・・・何を間違えた.

9月から入っていた警備氏も今日でお仕事終了.こんな大変な・・・もとい,変な現場で3ヶ月.お疲れさまでした.

最後にお知らせ.小幌駅で発見した落とし物2件を保護しています.お心当たりの方は TopPage 最下部の連絡先までご一報頂ければ倖い.

1件目.レンズキャップと思しき2枚組.11 月上旬に発生.

2件目.保温タンブラー.11 月下旬に発見(10 月から置きっぱなしだった?)

共に半年を目処に保管します.

Dec22 /'15

 

例年の如く例年のように,薄い本を作るのに必死になっていたので少し間が開きましたとさ・・・ゐや,今年は頑張ってますよ.昨年が不甲斐なかっただけかもですが.

ともあれ定点観測.雪が積もってもすぐに消え~という状況のようです.例年だと 12 月末にどっかーんと降って一気に雪に閉ざされる感じですが・・・それでも今年は雪少ないねぇ? 駅周辺もほとんど雪がありません.

それでも何とか作ってみました.ミニ雪だるま.っつっても雪というよりザラメ状の氷に近いんで,なかなか・・・ですねぇ.

懸案のコンテナのパッキン.とりあえずこんな風に・・・これでどうなりますかねぇ.クリアケースの中は今回もやっぱり結露してましたが・・・

さて,駅周辺・・・というには離れた場所ですが.この倒木は前からあったけど,前回見たときはこんなコトにはなってなかったな・・・まぁふつーに考えて羆ですよねぇ.

この日はこれまで羆の痕跡を見たことがなかったような場所でも足跡を発見したりして.やっぱり冬ごもり前で餌を求めて行動範囲が広がってるとかなんですかね・・・駅には近づいて欲しくないなぁ.

ところがまぁこの日も駅近くでシカの足跡(画面左下)が.「あ,この先は開けてるのか」っつってこのあたりで引き返してくれているみたいですが.他にも駅ホーム近くでタヌキと思しき足跡など.

そういえばゴミの入ったビニール袋が放ってあったり,駅ホーム上に何故かミカンの皮が落ちてたりしたけど,ゴミは持ち帰っておくれよ? ほんと変なもん置いて行かれると来ちゃうから.大型哺乳類が.カラスも来るけど.えぇ,目に付いたゴミはこの後スタッフが美味しく・・・じゃなかった,あたしが持って帰りましたが.えぇ,えぇ.

Jan23 /'16

 

この時期にしては珍しくも快晴,そしてこの時期には見たこともないような少雪,堂々プラスに突っ込む気温!なんという陽気ですかねぇ.

そして初っ端からトイレの写真.いつもならこの時期はトイレに向かって「こりゃ苦労しただろうなぁ」って感じの「深い穴」が点々と続いているものですが,こんな1月は初めて見たわぁ.まぁ扉に関しては相変わらずなんだけど・・・

定点観測.普通に撮って無補正なのに,まるで PL フィルタでも使ったかのような画に.

到着時,ちょーど保線氏がトロッコを線路に戻して出発しようとしているところでした.えぇ,今日も徒歩ですね.無雪期と積雪期で安全に辿れるルートが異なるのであたしの真似をしようという方はご注意を.

その前に・・・この時期のこの時間にトロッコが来るのはいつも通りとして,昨シーズンまではサクッと通過していたトロッコがここで休憩を? 今シーズンから運用変わったですかねぇ?

コンテナの中身は平穏無事に.しかし中に少量の霜が付いており・・・やっぱり気密性が悪いのか,箱がでっかくなったせいなのか.開け閉めしてればどうしても雪が入り込むってのもあるんだろうけど・・・とりあえず今度は前回付けたすき間テープを内側にしてパッキンを裏返しにしてみることに.容量大きくなったんだから,素直に冬季も除湿剤突っ込みますかねぇ?

例年のこの時期は反対側のホームに渡るのにも苦労する・・・ってことがしばしばあるんだけど,なんか楽勝な感じですねぇ.本5当に雪が少ない.

そういえば元旦に「詣」にやってくる人が毎年いるんだけど,今年もいらっしゃったようで.いいなー,あたしもここで餅焼いて雑煮とかしてみたいなー.キャンプ張って年越し小幌とか.年末年始はいろいろあって必ず東京なのですよ・・・

はっきりと続く踏み分け道と,広範囲に散らばる足跡.これも昨年までは体験したことのないものです.少雪,夏からの流れ,この前日に豊浦町が冬季ツアーの可能性を探って視察に来ていたという話もあるし・・・

記録更新,というのか・・・時期的には1月までは鹿の足跡ってこれまでも見ていたのよ.でもどんなに駅に近くても「←岩屋観音」の看板の先か,文太郎浜から崖を直登した「仙人の回廊」までだったのさ.

なんだろーのう.

ホームの雪に謎の切れ目.そういえばこの2日前に「チラ見コース」の帰りの汽車が誤通過,取り残された訪問者のために特急が臨時停車したなんて珍事がありましたが,先頭車の旅客乗降口がこの辺ですね・・・

NHK による報道当事者による(と思われる)Twitter 投稿

補足すると,

小幌駅には駅西側の線路脇に電話機がふたつあります.新辺加牛トンネル(東室蘭方面)脇にある緑の電話機は保線の人たちが列車司令や保線区と連絡を取るためのもの.幌内トンネル(長万部方面)脇のグレーの電話機が,非常時に我々が利用できる可能性のある電話機のようです.多分扉を開けるとその内側に駅の電話番号(内線電話のような専用の番号)が書いてあります.聞きかじりの話ではありますが.

また最初の「特急は止まれない」という話は誤通過した列車と同じ方向に走るS北斗 11 号と思われ,各所の話を総合すると「臨時停車させるための措置が間に合わなかった」とのこと.結局,反対方向に走る北斗 12 号が停車したようで.ただ,どちらも定刻での小幌通過時刻は 16:40 ころなんですよね.実際に特急が小幌に停車したのは 17 時過ぎという話で,遅延が発生していたようです.

この時期に他の訪問者と一緒になるのは珍しいんだけど,夏からの流れかなぁ.ところでこの写真を撮ったちょうどその頃,豊浦駅近くで踏切事故が発生し,彼らが乗ろうとしていたと思われる汽車が運休に.無事に帰れたのですかね・・・

東京生まれの東京育ちが,何十年かぶりに雪だるま作りに挑戦したようです.

Feb20 /'16

 

久々の夜襲であります.

そして久々にウテシ氏に声を掛けられるなど.そりゃあんたいつも汽車に乗らずに歩いて出入りしてるからな? ゐや,そうじゃなくて.なんかこの界隈のウテシ氏に顔覚えられてて「こいつは常連だから大丈夫」的な認識をされてるんじゃないかって,そういう意味で.通い始めた頃なんか「お姉さん本当にここで降りるの?」とか言われちゃったのにねぇ.まぁ今じゃ結構な乗降のある駅になりましたが.

あ,駅前の様子がわかりやすいように敢えて照明を点けています.

駅ノートコンテナ.懸案の結露は見受けられず,前回の処置が効いたようで.でも除湿剤は放り込みます.コンテナもでっかくなったし,除湿剤が場所取るとかそういうこともなくなったしねぇ.

それはともかく,巨大入場券の日付がきっちり今日の日付になってるのは,昼間に訪問者がいたってことですかね.どなたかが置いていったルーズリーフの束も.メモ帳としてご自由にお使い下さい,ってところですかねぇ.

そして・・・温度計をご覧頂いての通り,ヌルいです.今冬の礼文華はほんとーにヌルい.

やべっ,ピン出てねぇや☆

ウテシ氏に「下(海岸)まで降りるの?」と問われ「ここで写真撮ってるだけで時間切れだと思います~♪」とか返しておいてサクッと海岸まで往復してきた変態.しかして海岸は真っ暗で何も撮れず,代わりにこんなところから.

豊浦町のモニターツアーでこのところ連日人が来ているようだけど,この日の状況だとツボ足余裕でしたというか,下手にスノーシュー使うと逆に面倒なんじゃないかという状況.まぁ人が来て踏み固められちゃってるからってのもあるんでしょうが.あれなら使うべき道具はアイゼンかなー?という.

そういえばこっち側に砲口を向けることってあんまりないなぁと.

ついでに3月のダイヤ改定以降は「夜のチラ見コース」が設定されますよっと.代わりに日のある時間帯の汽車が壊滅しますけどね・・・さて,有効利用できるかどうか.

第 8010 列車通過.あたしの EOS 50D じゃ開放 2.8 でもまともな止め絵なんて無理なので最初から諦めてます.山の上ってこともあって少し速度は落ちてるんだけどね.ついでに機関車は駅の少し手前でノッチオフして惰行で通過するし.とはいえこの暗さでは.

さて,まもなく迎えの汽車が来るので帰りますよ.夜中に山の中突っ切って帰るのは嫌ですよ.先刻山の中突っ切って海岸まで歩いていた気がするけど.やってできないことはないくらいの装備と経験はあるような気がするけど.

Mar6 /'16

 

もるー.朝6時の小幌駅の様子をお伝えですよ.この時期にしては珍しく,数日前に雪の補給がありましたよっと.それでもまぁ・・・豊浦町のモニターツアーが継続してるとか,これまで見られなかったほど訪問者が増えてるとか,そもそも今年は雪が少ないとか,そんな感じで昨年までは体験したこともないほどの歩きやすい駅前でござい.

というわけで駅ノート・・・コンテナ本体には湿気はないんだけど,何故かノートの入ったクリアファイルの内側にだけ水滴が.何故!? とりあえず拭いておいて・・・

ノート設置時の記事にも書いたか書かなかったか,訪問者が増えるとほんと「治安」が悪くなるよなぁと.また観光案内が持ち去られまして.呪詛も効かないねぇ.まぁ持っていくような輩は二度とここには来ないだろうから,こういうことが継続できようと廃止になろうと知ったことではないのだろうが.

だが何度も書こう.公共の用に供するために設置したものを持ち去る,それほどの価値を認めたのなら,本の宣伝をしてくれ.そしてネット上で窃盗犯として叩かれろバカヤロウ!

巨大入場券.いつもは製作者氏がこそこそとやってきては「月」のシールを貼り替えているようなんだけど,このところ本業事業好調のためこっちに手が回らないとか.というわけで数日遅れになりますが,あたしが代わりに・・・「-2」を「-3」に貼り替えるだけの簡単なお仕事.

さて,駅周辺.はぃ,大変に緩んでいます.そもそも雨降ってます.何でそんな日にやってきたんだ.ゐや,天気予報見たところでは昼前まではなんとか降らずに持ちこたえてくれるかなと思って・・・

写真ではわかりにくいかもですが,階段が氷のスロープと化してます.雪でもなけりゃ見た目ほど凹凸もねーんですわこれが.昨年までは「松山某の漫画よろしく,汽車を降りて一歩目で膝まで埋まりたい需要もあろう」ということで積極的な除雪はしていなかったんだけど,今年は訪問者も多い上にこの状態は非常に危険・・・ってわけで,階段部分の氷は全て叩き割って来ました.

えぇ,北の大地でよく見る除雪用のプラスチックシャベルじゃないですね.冬の基本装備・バックカントリー用の金属製アバランチスコップで.何せ相手は厚さ 15cm の氷.それはもぉ腕の力と体重移動で,床の鉄板がたわむほどにガツンと.が,そこまでしたのに一番列車からは誰も降りてこなかった悲しみ.二番列車からは豊浦町モニターツアーの方々が大勢(恐らく)降りたハズですが・・・安全に通れましたかね?

最後に定点観測.朝6時という時間帯のせいか,はたまた悪天候のためか,ホームの灯りが点いてます.

冬の朝も良いもんですねぇ・・・天気が良ければもっと良かった.ついでにカラスは早起きさんでこの時点で既に活動してました・・・まぁ奴らは夜も早いんですが.

Mar21 /'16

  ▼ ▽

今年度最後の更新になります.今日も一番列車到着前からスタートです.何だかこのところ毎回のように夜討ち朝駆けになっているのは・・・何故だろう.

ところで朝6時台の小幌駅は五稜郭方面への貨物列車が立て続けに3本通過するんですね.赤い機関車を先頭に猛然と走ってくることから「赤い三連星」と呼んで・・・・・はいませんが,ともあれこの日は「連休」の最終日で荷物がなかったためか,3本まとめて運休だったらしく.ぼーっとしてたらいきなり一番列車がやってきて「おぉっ!?」と.

車内からは多くの方がカメラを構えたり何だりとしていましたが・・・何で一番列車が到着したときに既に駅前でコーヒー飲みながらベーコン焼きつつパンかじってくつろいでる輩が居るのかというツッコミが入ったかどうかは定かではありません.ちなみにこの時の気温,4度.えぇ,冬季は特に断り無き限り「氷点下」です.

さーって駅ノートの状況は・・・あれ? 何でコンテナから観光案内が2冊も出てくるの? って,なんかすんごい力強い札と一緒に観光案内の 12 冊目が戻ってきてる! え!? 何があったの!?

ともあれ,先般仕込んだ 13 冊目は一旦回収.駅廃止が新聞で伝えられたとき以上に驚いたわ・・・

過去ノートの謄本が傷んでいたのでテープで補修.

そういえば駅ノートで「2冊目のコピーがないよ?」という指摘を頂戴しましたが,駅ノート2冊目はコンテナごと何者かに持ち去られて行方不明となっております・・・

そういえばこれも気になってたんだよね.

これで良いか?

そうそう,雪も大分消えたので今日から「夏期営業モード」に戻ります.

通り雨ならぬ通り雪が降ってきていますが,撮り方を工夫すると大した降雪でなくてもこんな感じの大雪風味に.

さて,駅周辺.

・・・まぁ雪が消えればこうなりますよね.「線路に近寄るな」の札です.取れてしまいました.元に戻すこともできないので,ゴミとして持ち帰ることにします.

さすがにこれは回収不能ですね.他の方の Report によると,数日前までは外れてはいても沢の中には落ちていなかったようなのですが・・・夏以降,水が減ったら回収を試みますか.

南側保線管理小屋の脇.「タバコの吸い殻のカタマリ」が,写真に映ってない範囲にもいくつか.雪が積もる前には無かったモノです.2本3本くらいまでなら不埒な訪問者がポイ捨てでもしたのかということになりますが,ある程度の数がまとまって,しかもそれが複数存在するとなればわかりやすい解は

“今シーズンから小幌駅での休憩時間が発生した保線トロッコ氏が,休憩小屋の灰皿の中身をここにぶちまけていった”

なんですが,ゐやゐや,安易に疑うのはよくありませんね.まさか JR の中の人が駅にゴミをぶちまけていくなんてあるハズがないじゃないですか.

ビニール袋に詰めたのならそのまま持って帰らんかいこのスットコドッコイがぁ!

・・・こちらは容易に回収可能なので持ち帰りました.そのほかペットボトルやら使い捨てカイロやら,駅周辺でゴミ拾い.今度からゴミ袋だけじゃなくて箒とちりとりも必要か?

同じ日の昼に訪問した方の Report を見ると,南側保線管理小屋近くにはこの他にも「まとまった数の吸い殻が捨てられている場所」があったようです.

ははっ,まさかねぇ!

駅ノートの書き込み.どうやら未来からの訪問者のようです.そして,22 年後も駅は存続しているようです.

4月から,駅は地元・豊浦町の管理下に移行します.「秘境の雰囲気を壊さないように」有効利用のための戦略を練っていくとのこと.

ほんとうに・・・これまで考えたこともなかったほど走り回った1年でした.今後は少しは落ち着いてくれることを.しかし未来の訪問者氏の言葉がただの虚構にならないことを.二律背反とは知りつつ,そんなことを期待するのです.

そして,駅ノートと無人観光案内は6年目を迎えます.